第2話 転校生はフランスの聖処女(聖女)様
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の方にしているクリスティアーネ・フリードリヒ。
「でもさ、2−Sなら僕たちには関係ないんじゃないかな?」
「そうだぜぇ!あんなインテリクラスに入る奴だ、例え女子だとしてもがり勉に決まってるじゃねえか」
阿吽の呼吸で些末事と切る師岡卓也と島津岳人。
「何言ってるんだよぉ、お前らぁ!クリスの時みたいに稼ぐチャンスじゃねぇかぁ」
相変わらずどんなことにも楽しみを見出そうとする年中花火野郎の風間翔一。
「あっ!キャップそれ無理」
「なんでだよぉ」
「もう女子だってことは解ってるんだよ。知ってるやつももう、それなりに居るだろうし」
大和の説明により一気にテンションが駄々下がりになるキャップ。
「んー?強い人なの?」
登校中もダンベルを使いトレーニングし続ける川神一子。
「その辺も解らないんだよ兎に角女子とだけでしか」
「しょーもない。取りあえず黛由紀恵は同い年の友達作りに専念すべきだと思う」
「はうっ!?」『おら達が言おうとしたことを先回りしてカットしただと!?』
あまり興味話出さない姿勢で本を読みながら、まゆっちが何時もの言葉を吐く前にカットする椎名京。
因みにまゆっちのストラップでの腹話術がまゆっちの意思を代弁した。
「もうちょっと情報入手しといてくれよ、大和」
「なんだか不燃焼気味だね“義姉さん”」
「そりゃあそうさ。今日は誰も挑戦者も居ないし不良たちも来てないから殴れないんだよ」
如何にも憂鬱気味で面白くなさそうにしている川神百代。
そんな一行がワイワイとはしゃぎながら何時もの様に勇往邁進して行くのだった。
−Interlude−
5月23日土曜日 2−S
「そんじゃあ、事前に伝えておいた通り転校生を紹介するぞ」
ワイシャツやスーツをよれよれした感じに着ているあまり教師には見えない中年男性、宇佐美巨人が何時もの様な喋り方で対応している。
「んじゃあ、入ってこい」
「はい、失礼します」
巨人がやる気のない促しで入ってきたのは、此処の濃ゆいメンツとは違い普通のこの高校の制服を身に包んだ腰の先まで三つ編み上で伸ばしている金髪の少女だった。
その少女は、そのまま流れるように巨人の横に来た。
「ジャンヌ・オーリックといいます。今日からよろしくお願いします」
「「「「・・・・・・・・・・・・・」」」」
その少女、ジャンヌが名乗ると、数名以外の生徒が男女関係なく彼女に見惚れていた。
「はっ!?汚(←誤字にあらず)、俺は一体何を・・。ま、まさか、こ
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