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【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
21 剣、取りし者
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いられないアイテムを使い、この地に部隊を展開させる。
「我らをお使いになるか。
新参者ゆえ頑張らせていただこう」
まずはゴエティックのジュルク率いるホーライ王国残党の300。
残った連中の人質も兼ねている。
「で、私らは監視と。
わかった」
エニグマハンターのスザンナ率いる200の女性部隊がその監視につく。
小さなマップだ。
それ以上連れてゆくには負担が大きい。
「ばう」
「きゅー」
久しぶりに会ったアラウンはケルベロスにクラスチェンジしてぽちとじゃれているが、どう見ても怪獣大決戦です。
本当にありがとうございました。
ぽちもそろそろクラスチェンジを考えないといけないのだが、ファイヤーブレスの使い道が良いからそのままにしている。
およそ500人の部隊をつれての邪竜退治だが、実はこのマップ帝国軍が相手ではなく、邪竜がボスという事もあって拠点防衛などはあまり考えなくて良かったりする。
じゃあ、何でつれてきたかというと、プロパガンダの為である。
隠れた善行ではここに来た意味がないという世知辛いというかなんというか。
本拠地ゲイボルグの代表が私達に世辞を述べているのを上の空で聞きながら苦笑する。
「おおっ!
王国軍の皆様が竜を退治してくれるとか。
少し前に剣士二人が退治に来たのですが、力が足りず退治できませんでな。
期待しておりますぞ」
なんですって!?
サージェム島は隠しマップであると同時に、ある種のチュートリアルマップでもある。
出てくる敵は基本的にオピニオンリーダーめがけてやって来るので防衛戦力も実は必要ない。
本拠地ゲイボルグにジュルク隊を残して出撃。
その日の午後に城塞都市シーズリを開放。敵部隊はいまだ見えず。
「それは、剣士二人が自警団を作ってロンギスの町で防戦しているからですよ。
被害はぐっと減りましたが、暗黒竜アキシオンの力が強大で攻め込む事ができないそうなのです。
王国軍の皆様。期待しております」
はて?
あれそんなに強力だったかなと首をかしげた私にデスティンが気づいて声をかけてくる。
「エリー。
何か気になる事でも?」
「いえね。
暗黒竜アキシオンってそんなに強かった……あ!」
そういう事か。
スザンナ隊+ぽちとアラウンはそのままロンギスへの進撃を命じ、デスティンをつれて私はボイナで中央の島にあるロシュフォル教会へ。
教会の神父は、私の予想通りの言葉を言ってくれて私の予想を裏付けてくれたのである。
「王国軍の皆様。
あなたさまの持つその剣ならば、黒きドラゴンを倒せましょう。
なんとかラザールの町をお救いください」
と。
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