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旧エクリプス(ゼロの使い魔編)
第19話 ルイズ生誕
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鉱脈があるのか、喜ばしい。」

「そんな単純な話では、ありません。まず風石鉱脈は、地下の1,000メイル(約1,000m)の深くにあります。また、地震などで風石鉱脈が一斉に励起したら、アルビオン王国の様に、ハルケギニアが浮遊する可能性もあります。」

「そっそれは、大変じゃないか!」

「慌てないで下さい。今すぐに起こるとは、限りません。幸いな事に、アルビオンより、地下深くにあります。大地が重石となって、6,000年無事じゃありませんか。1,000年単位の話です。もしかすると、1,000年後に浮き上がるかもしれません。という事です。それに我が国には、1,000メイルの深さでも採掘出来る、技術があります。」

「・・・そうか。」

「採掘は、エクリプス鉱業が行います。採掘の権利を売って下さい。7割でどうでしょう。」

「風石の相場は、5割何だが仕方ないか・・。」

「いえ、7割が領主の取り分で、3割がこちらの取り分です。余剰分があれば、適正な相場でこちらで買い取ります。そのまま市場に放出すると、風石価格が暴落します。こちらで買い取りますので、トリステイン王国の国力増加になります。
その余剰金で国土の開発を行えば、今の国力の何十倍かになります。風石をただ売れば、一時的に収入が増えますが、国土を開発すれば、永続的な収入になります。」

「惜しいな、其方(そち)の才覚があれば、トリステイン王国は、繁栄出来るのに・・・。」

「いえ、公爵様が率先して開発を行えば、他の貴族達も見習いましょう。」

「分かった、国王陛下にも進言しよう。」

話が一段落した所で、(あきら)達が戻って来た。

「旦那様、(あきら)様達がお戻りになられました。」

執事のジェロームが報告をする。

「どうであった。」

公爵は、期待する表情で(あきら)に、問い掛ける。

「結果から申しますに、カトレア様は良くなります。」

「おぉそうか!」

公爵は、威厳に満ちた様子から、一変して親として歓びを表す。

「遺伝病です。簡単に言うと、生まれ付きに病弱でした。
秘薬を使うと一時的に、症状が良くなりますが、暫くするとまた悪くなります。例えるなら、生まれ付き目が見えない子供は、高価な秘薬を使っても治りません。あくまで、秘薬と魔法は健康な体にするのではなく、元の体に戻そうとするだけなのです。
祖父様(こうき)、公爵様、フネに戻って薬を調合してきたいと思いますが、パーティーの時間までには、戻ります。」

(あきら)は、光輝と公爵に許可を貰い一時退席をする。

Sideout

その後、治療が済み、ラ・ヴァリエール公爵一家は、歓びに包まれるのである。(あきら)は、その後も暫くラ・ヴァリエール公爵家に滞在
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