第19話 ルイズ生誕
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も、過去にはいたと記されております。この度の贈答品の中にも、王家に献上品と同じ長寿の秘薬が含まれています。この秘薬は、300歳ぐらいまで、寿命を延ばします。しかし、不死ではありません。病気や怪我もします。それが原因で亡くなる事もあります。
これは、ご内分にして下さい。王家の血筋を守る為の献上品で御座います。国王陛下にも内密にお伝え下さい。」
「・・・分かった、伝えよう。それで、相談があるのだが・・・。
次女が病がちでなぁ、長寿の秘薬がある、其方の国なら病に効く秘薬はないか?」
「万能な薬は、存在しません。しかし、病によって薬はあります。」
「私くしの孫が、病気の専門家です。水系統のスクェアメイジです。
孫にカトレア様を診察させましょう。本日のパーティーに連れて来ています。」
「あぁブリミル様のご加護か。なんたる天の配剤。」
「早速、執事かメイドに呼ばせましょう。」
「分かった。」
公爵は、呼び鈴を鳴らす。
「はい、旦那様。」
執事のジェロームが現れて返事をする。
「光輝殿のお連れのお孫さんを呼んでくれ。」
「はい只今、直ぐに呼んできます。」
ジェロームは返事をすると、控え室に呼びに戻って行った。
暫くして、孫を連れて来る。
「旦那様、只今お連れしました。」
ジェロームの後には、3名の男女が立っていた。
「公爵様、紹介します。一番上が今、話しをしていました。長男の晃・一条です。15歳でこの年でも医者の免状を持っています。
二番目は、長女の望・一条です。12歳です。
最後は、次男の司・一条です。8歳です。
晃は、公爵様の次女のカトレア様の診察を。望は、その手伝いを。司は、控え室に戻っていなさい。」
光輝は、孫達を紹介しながら指図をする。
3人は、挨拶を済ませると、ジェロームの後に続いて退室をする。
「儂も行ってくる。」
「公爵様、男親が子供とは言え女の子ですよ。診察の邪魔でしかありませんよ。直ぐには治療しませんし。ここで待ちましょう。カトレア様には、望も付いているし、メイドも側に付いているでしょうから、大丈夫です。それから、公爵様へ私くしからのお願いもありますから。」
公爵は、渋々納得する。
「それで、其方の願いとは、何だ。」
「まずは、これを見て下さい。」
光輝は、一枚のハルケギニアの地図を出す。
「これは、ハルケギニアの地図だな。詳細に書かれているな。この青く塗られているのは、何だ。儂の領地も青く塗られておる。」
「はい、これは上空から観測した。風石鉱脈の分布図です。」
「何と!この地の地下にも風石
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