第二章
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地を管理する悪魔として見過ごせないわね」
「……まあ、それを見越して日本神話に所属しているわけですがね」
主に以前何者かに操られていた所を結果的に開放する事になったレジェンドガイスト『ムーンライト・ツクヨミ』の紹介でだ。
日本神話側と大和ガイストは友好関係にあるらしい。レジェンドガイスト側が上と言う時点で、力関係が分かる。
その後もレジェンドガイストを操ろうとした者達について調べて貰っているが、行動に出たのはその時だけなので、正体はつかめずに居る。
本当の意味でのボーン関係の機密はボーンの所持数に対してと敵の目的、そしてドラゴンボーンの重要性だ。いつかダークボーンが目撃された時には話すしかない範囲での情報は教えたところで問題ない。……良い機会なので三大勢力にも隕石騒ぎの真相として伝えられば良いだろう、丁度良い目撃者も居る事だし。
「さて、話す事は話したし、これでオレは帰らせてもらうぞ」
「っ!? まちなさい、まだ聞きたい事は沢山あるわよ! あいつの目的は何なの!? まさか、良くある映画みたいに地球侵略だなんて事は無いでしょう?」
「組織の機密です」
「じゃあ、貴方の使った「組織の機密です」」
問答無用に組織の機密だ。流石に奪われたら世界が滅ぶ代物だ等と絶対に言えない。下手に教えてしまったら、『自分達が管理する』と言い出しかねない。ダークボーンと戦う際の鍵になる品でもあるのだから。
「おい、五峰! 部長が教えてくれって言ってるんだぞ、黙って教えやがれ!」
「あ・の・な! オレは部長さんの部下でもなければ同僚でもない。組織が違うんだから教えるわけは……っ!?」
四季の態度に苛立ったのだろう一誠が己の神器を取り出して殴りかかってきたのを避ける。
「オレだって、木場や小猫ちゃんがあんなに痛めつけられて頭にきてるんだ!」
「だからってオレに当たるなよ。……無関係なんて言えないのは事実だけどな」
「だったら「だからと言って一から十まで全部話せる訳じゃない」テメェ」
(ったく、頭に血が上りすぎだろう。仲間思いなのは評価できるけどな)
「ちょっと、イッセー! 止めなさい!」
「だったらテメェをぶっ飛ばしてイヤでもあいつ等の事残らず吐かせてやる! ボーンだか、ガイストだか知らないけどな、こっちは悪魔だぜ! お前なんか……」
(こいつ……舐めてるな)
四季が人間だからと言って何処か舐めている。
「身の程を教えてやるよ……若葉悪魔。化け物を退治する英雄は……常に人間だって事を教育してやる」
売り言葉に買い言葉、四季はドラゴンのボーンカードを取り出す。
「着装!!!」
こう言うタイプは一度叩きのめした方が良いだろう、
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