第二章
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く、下手にボーンの事を話して此方の研究用兼適合者待ちのボーンを寄越せ等と三大勢力に言われたくは無い。……実際にガイスト・ギアの技術についても対ガイストに提供しろと言われた事も記憶に新しいのだ。
まあ、試験的に検査した結果、ガイスト・ギアについては何故か純粋な悪魔ほどガイスト・オンできるガイメタルが限られ僅か一つだけ……人間からの転生悪魔でも属性が固定されてしまう。そして、能力も純粋な悪魔になるほど十全に引き出す事が出来ないのだ。
完全にガイメタルの力を引き出せるのは純粋な人間だけ、と言う事になる。
「いやだって……お前、昨日の変な奴のせいで木場と小猫ちゃんは今日は休んでるんだぞ」
「……金掛かるだろうけど、明日には登校出来るだろ」
『フェニックスの涙』と言う高価だが強力な治療薬が有る以上、ダークボーンの攻撃とは言え十分に回復可能な範囲だろう。特に悪魔の間で流行っている『レーディングゲーム』と言うバトルゲームで幾つか支給されるらしいので、十分な数が出回っているのだろう。
そもそも、リアス・グレモリーの婚約者が薬の製造元……フェニックス家の者なのだ、事情を話せば自分達用に確保している分を融通して貰えるだろうとも思っている。まあ、四季はリアスが婚約者の事を嫌っている事を知らないが(興味も無いし)。
「それに、元々そっちとオレ達は所属している勢力事態違うんだ。組織の機密に当たるし、説明する義務は無い……そう伝えておけ、兵藤」
「そう言う訳には行かないわ」
「部長」
何時の間にか当のリアスまで来ていた。その表情は微笑んではいるが、その目は四季を睨みつけている。周囲歓声を上げる他の生徒達に手を振りながらも、彼女は四季から目を逸らしては居ない。
「組織の機密に当たるので何も教えられない。十分な答えだと思うけどな」
「それではいそうですか、なんて納得できると思うの? 私は可愛い眷属を二人も傷つけられたのよ! 教えてもらうわ、昨日の事を全て」
「あ、まあ……そう言われるとちょっと此方としても返答に困るんだが……」
さて、四季としてもダークボーンは自分が適合者となったドラゴンボーンを狙って襲撃を仕掛けてきたのだ。まあ、だったら渡してしまえば……と言うわけにも行かない。最初にドラゴンボーンを手にしたと気に聞いたドラゴンボーンの言葉を信じるのならば、ドラゴンボーンが奪われた時、世界が滅びるらしい。……天界や冥界に影響するかは疑問だが。
ぶっちゃけ、ボーンの秘匿の為に対ガイスト戦でもガイスト・ギアのみ使用しているが、ボーンファイター相手にもガイスト・ギアで戦う事は可能で、逆に対ガイストでもボーンファイターは戦える。……だが、ボーンにはボーンを、ガイストにはガイスト・ギア持って戦った方が良い
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