暁 〜小説投稿サイト〜
電光提督ノゾミアン
第二話 ボーキのフードウォー
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
のぞみは早速杏仁豆腐を一気にかき込んだ。だが・・・

「グフォオ!?」

勢い良くかき込み過ぎてむせてしまった。その勢いのまま、彼は後ろに倒れてしまう。

「おおっと!のぞみ選手、ここで失格!!」

(最後だと慢心しましたね、提督。)

ミナヨちゃんの実況を聞いた赤城がニヤリと笑う。

(このまま優勝は私がいただきま・・・)

ガリッ

「舌噛んだ〜!?」

「おーっと!ここで赤城選手もダウン!!これで残ったのは5人のうち3人となりました!!果たして、勝つのは誰か!!!」

(貴方こそ慢心したわね、赤城。ってあれ?5人中3人?もう一人参加者が居たのかしら?)

ミナヨちゃんの実況を聞いた加賀が不思議に思っていた時だった。

コトリ

誰かが空になった器をカウンターに置いた。

「終了!優勝者は・・・空母ヲ級選手です!!!」

「ゴチソウサマ。」

「「「「なにいいいいいいいいいいいいいい!!?」」」」

優勝はなんと、深海棲艦の空母ヲ級だった。

「い、いつの間に参加してたんですか!!!」

「最初カラ居タヨ。」

「最初から!?」

「何で気付かなかったんだ!?」

深海棲艦が居た事に動揺する一同。そんな中、ミナヨちゃんはマイペースに司会を続けた。

「と言う訳で、優勝者のヲ級さんには賞金が贈られます。」

「コレデ色々買ッテ食ベレル。」

「そして敗者の皆さんには、今まで食べた分とヲ級選手が食べた分の代金を支払って貰います。」

「「「「ええええええええ!!?」」」」

「では、またのご利用、お待ちしております。」




翌朝、『提督と一航戦コンビ、深海棲艦にフードファイトで敗北す』と言う記事が青葉タイムスの一面を飾った。

「深海棲艦め・・・次は負けるものか!!」

「一航戦の誇りに賭けて、このリベンジは必ず!!」

「その為にも、毎日特訓を・・・」

『それはダメ!!!』



続く


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ