第四話「ジュエルシード」
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たてた。
「キェ!?キェェェェェ!!!」
暴走体は悶え苦しんだ、
それを見て楽しむような趣味はリオンは持ち合わせていないので
「終わりだ...月閃光。」
三日月の軌跡を描く剣であっさりと終わらせた。
「終わったぞ、さっさと封印したらどうだ?」
「あ...はい。」
フェイトが歩いていった。それを傍目に見つつシャルティエと現状を確認する
「鈍ってはいない見たいですね坊ちゃん。」
「まあな...しかし拍子抜けだ。まさかあの程度とは。もう少し強いと思っていたがな。」
まあフェイトが今まで滞りなく集めていたようなので自分が苦戦することはないとリオンも思っていたが
「下手をすればセインガルドの辺りの魔物の方が手強かったぞ。」
「まあそれだけ平和だって事ですよ坊ちゃん。」
話に熱が入り始めた・・・・・・
そんな時
「フェイトちゃん!?」
純白の服を着た少女...いや魔法をかじった程度のリオンでもわかる溢れんばかりの魔力が彼女が只者でないことを示していた。そしてその存在を象徴する服の如き鎧...バリアジャケット。
まぎれもない、魔道士が其処にはいた。
予想外の登場にリオンは少しばかり顔をしかめる。遠目に見てもフェイトの体に若干の力が入るのが解る。
どうやらフェイトと顔見知りで、向こうが自分を見てキョトンとしているのが気にはなったがそれによって与えられる時間はリオンにとって有効活用できるものだった。
答えなど聞くまでも無いがそれでも一応念話で聞く
「(オイ、あれはなんだ?お前の味方か?)」
「(私と同じジュエルシードを集めてる魔道士で...私の敵。)」
それだけ聞ければリオンに取っては充分だった...が
「(待って。)」
そうフェイト本人が待ったをかけた。
「(何?)」
思わず聞き返す、
「(彼女とは...わたしにやらせて。)」
振り返りもせずにリオンは言った
「(ふざけるな。さっき決めたことすらも守れないのかお前は。三歩歩けば忘れる鳥と似たようなものではないか。)」
だとしたらお前と僕の間に信頼関係など有り得んな...もしこれが念話での会話でなければリオンはそう吐き捨てていたかも知れない。
「(ちょっとアンタその言い方は)」と言うようなことをアルフが言った気がした
その時にはすでに黒い残影が敵対するもう一人の魔法少女に襲い掛かっていた
「きゃああ!?」
ガキィッと無機質な感触がリオンの手に伝わってきた、少女は勢いよく後方に吹き飛ばされた
「...防御の魔法か。」
余談だがリオンに魔法を教えていたのはフェイトだ。彼女もまた魔法に触れ始めたか
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