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凡人? 天才? それとも……。
第九話【お祭り騒ぎ】
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すると一枚の手紙があった。気になって取ってみると、ゲームへの参加状と書いてあった。なんのゲームかな? と中身を見ようとしたら……
「あっ! 幸谷君。よっ」
「……こんにちは。お招きありがとうございます……です」
 一瞬、誰だと思ったら、葭原さんと神凪さんと誰?
 そこにいたのは、クラスメイトの葭原さんと神凪さんと同年齢ぐらいの男と中学生ぐらいの男の子だった。
「おい、何度もここ通ってた。しかも、何度もこの家って言った。なあ、光」
「あれれ? そうでしたっけ? 私は分かりませんわ」
「僕は流石に家を間違えたりしないですよ。葭原さん」
「そうだった? 気のせいだよ、栗生、光君」
 葭原さんは惚けた様子で誤魔化す。
「……言っていた……と思います」
 そうか、みんな俺の家知らないんだな。知っているとしたら桜沢兄妹と凛ぐらいか。
「えー、結局、私が悪者か。このイチャイチャカップル話し合わせたなー」
 この栗生って、人が前言っていた彼氏さんか、納得。家は入れるか? 入れるな。
「みんな入りなよ、ちょっと散らかっているけど」
 どうせ、陽奈がどうせなら大勢でとか言ってみんなを呼んだのだろう。
「私がお手伝いをしようじゃないか、まあ、使えるか分からなけどー」
「……私も手伝います……出来れば」
「どうする? 彼女は手伝うと言っていますが彼氏はどうします?」
 この感じ、葭原さんって、以外と快と話しが合いそうだな。
「手伝うに決まっているだろ! お邪魔するんだから」
 葭原さんに振り回されている栗生君が俺を見てなにかに気付いたように
「悪いな、初対面なのに」
「ただい――、お邪魔します!」
 光君を先頭に女子が家に入っていく。
「なんか、ごめんな。こんなに大勢で」
「別にいいよ。人数が多い方が盛り上がるし、俺は幸谷大地。よろしく」
「ありがとう。百田栗生だ、あいつは……俺の従兄弟で名は幸谷光だ」
 百田栗生、これでまた友達増えたぜ。やった。
「さあ、上がって。凛が来るまでに仕上げようぜ」

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