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凡人? 天才? それとも……。
第八話【夢はいいよね!】
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違いして、なによ、その目は。と睨み付ける。
「わ、分かった。分かったから、落ち着け」
 疑ってないことを全身全霊でアピールをするとなんとか分かってくれた。
 凛の手料理を食べて、特に喋ることもなかったので食器を洗う。凛が途中に、あたし、洗うからパソコン。などと言っていたが無視した。
「……って、寝ているし」
 食器を洗い終わって来てみると凛はリビングのソファに横たわって寝ていた。
 食器を洗いながら、いきなり静かになったなと思ったらこういうことか。
 く〜っ! と背筋を伸ばして縁側の方の庭を見る。
 今日はいい天気だし、さらに土曜日で学校は休み。偶には暢気に日向ごっこでもするか。っと、その前に洗濯物を干すか。一人暮らしてから、随分家庭的になったものだ。
 いつも通り洗濯物を干し終えて、お湯を沸かす。
「って、誰だよ。こんな、忙しい時に」
 凛に昼のお礼をしようとこの頃、やっと身に付いた手料理を作っているとスマホのバイブレーションが鳴る。スマホの画面を見ると、【桜沢快】と表示されている。なんのようだ。と思いながら通話に出る。
「えっ! 今から家に来いよなぁ。って、誘ってくれるのは嬉しいけど……。今はちょっとな」
 そっか。なんか用事でもあるのかぁ? と言って電話越しに聞いてくる。それに電話越しにもギャルゲーのバックグラウンドミュージックが聞こえてくる。
「ああ、ちょっとな。また、今度にでも誘ってくれ。じゃあ」
 分かったぜよぉ、また今度なぁ。と言ったのを聞いて通話を着る。理由を聞かずに分かってくれるところが流石、我が親友。
 スマホを食卓の上に置いて料理の仕上げにかかる。食卓に皿を並べたりして背伸びをする。
ふ〜う、こんなものかな。自分的には大分、うまくいった気がする。
 暖かい内の方が美味しいはずなので凛を起こそうとリビングを見る。
「凛、起きろ。もう六時半ぐらいだぜ」
 後、ちょっと。まだ。と寝ぼけている。これは朝弱いタイプだな。と思いながら起こす。
「凛! 飯だ、飯。作ったから食べって帰るか?」
「……うん。食べるね」
 まだ、少し寝ぼけているようで口数が少ない。
 ちょっと、無理矢理過ぎたかな? でも、起きたんだしいいか。
「ご飯、これくらいでいいか?」
「……うん。ありがとう」
 おかしい、おかしい。キャラクター変わっていません?
「……この肉じゃが美味しいね」
 駄目だ。無理、耐えられません。ちょっと待て、落ち着け俺。小さい頃にもこんなことがあっただろ……多分。だから行ける! なにが行けるかは分からないけど大丈夫であれ。いや、あってください。……でもやっぱり可愛い、理性の壁が……。
「凛さん、ちょっといいか? 悪い、俺はもう耐えられないだから……だから……顔、洗ってきて」
 熱い内に食べ
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