エピソード20 〜論破タイム!〜
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るんだよ」
やれやれと肩を竦めて呆れる紫苑。その挑発的な態度によりいっそう憤慨する査問委員会の役人ども。
「ついでに俺らがもしも侵入したとして、そんな簡単に入れるようにしといていいのか?侵入如きで退学にするのならもっと厳重にバリケードでも張って入れないようにしとけ」
「な、やっぱり入ったじゃないか!それにお前がいうことは我々には関係ないわ」
「それに査問委員会に責任がないなら、責任の処遇はこの学園を管理する校長ということになりますね。主に管理不行きとか、職務怠慢とかね…。仮に俺らが配寮に侵入して処分を受けたとしても、俺らだけじゃなくてあんたらにも責任が問われるぞ?」
まさかの責任転換に焦る校長。容易く言いくるめられると高を括っていたのか今は冷や汗を浮かべてどうしようか迷った顔をしている。
「な!?お、脅しのつもりですか!」
「ただの忠告ですが、ナニカ?そして、最後に…」
「はいはーい、超重要人物入れちゃってくださ〜い」
翠が外に向かって声をかけると多少やつれた男が黒服二人に両脇から固められて入室してきた。
「な、龍牙先生じゃないですか??どうしてここへ?」
「この男は闇のデュエルをしているタイタンという人物をこの学園へと招き、かつ遊城 十代と叢雲 翠とデュエルさせ再起不能にしようとしていました。」
淡々と黒服のうち一人が応える。違う違うと捕まっている龍牙先生は否定しつつづけている。
「ち、違うぞ!私はそんなことをしていない!こいつらのでっちあげだ!証拠を出せ!証拠を!」
「へー、あっそーですか。じゃあ、これなんですか?」
翠の手には一枚の紙ーー領収書が握られていた。そこには、タイタンのサインと公務員三ヶ月分の月給くらいの金額が記されていた。タイタンのやつ……意外といい商売してんな
それを見た瞬間、龍牙先生は顔を青くしていき、空気を求める魚のように口をパクパクし始める。
「わ、私は知らない??た、タイタンなんて"男"知らないぞ??」
「へぇー、タイタンが男って知ってるですね〜。私達一度もタイタンの性別言いましたっけ?あ、ちなみに性別推測しましたなんて言い訳は通じないんで〜。」
焦り過ぎて墓穴を掘った龍牙は絶望色に顔を染めている。まぁ、そうなるように仕向けたんだけどね。
「その男などどうでもいい!貴様は校則違反によって退学だぁ!」
脅しに屈しなかったのか、馬鹿なのか…まだ退学だ校則違反だと騒ぎたててくる。
もう面倒なので切り札をきろうかな?
「まったく…査問委員会の連中は寄ってたかって退学にしようとし、校長はそんな生徒に慈悲もかけず……どう思います?…………海馬社長?」
「「「「「!!??」」」」
最後の一言に全員が息
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