十八話:実戦練習
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した戦闘センスを持て余して、自分からヴァリアーに入った変わりもんだ。」
ヴァリアー史上初じゃないか?スカウトもなしに自分から入りに来たなんて。
「ボス、こいつ殺してもいいの?」
「構わねえ。」
「ちょっと!?一誠!!!」
「正し、殺っていいのは修行時間内だけだ。それ以外は手を出すな。」
「うげっ!!めんどっ!!!」
「不服か?」
「うっ!!?分かったってボス、時間内に殺るからさ。」
「バジル、てめえの修行は生き残ることだ。リアス・グレモリーの為に命を懸けるってんならそれ位やってみやがれ。」
「はい!!!」
「バジル!!あなた、分かってるの!?相手は本気よ!!?」
「安心してください。拙者まだ死ぬ気はありませんので。」
バジルの奴……良い目をしてるじゃないか。おもしれえ。
「バジル……分かったわ。絶対に生き残るのよ!!」
「はい、親方様!!!」
「うしし、じゃ、始めっか。」
そう言って近くの森に飛び込んでいくベル、そしてそれを追うバジル。
ベルの奴、いきなりあれを使う気か……森を焼き尽くすつもりか?
『嵐ミンク開匣』
「ミンク、紅蓮の炎だ。」
その次の瞬間真っ赤な嵐の炎に包まれて燃え上がる森。ベルの奴、暑苦しい技使ってんじゃねえよ。汗かくだろうが!!!
「バジル!!?一誠!!!これはどういうことなの!!!??」
「嵐の炎の特性は分解。あれはベルの奴が匣を使って引き起こした山火事だ。」
「そんな!?あんなの食らったらバジルが死んじゃうわ!!!」
「てめえは馬鹿か、よく見ろ。」
「あれは……雨?」
一か所だけ燃えずに残っている場所を指さす。
バジルの奴、いい使い魔手に入れてたんだな。
「アルフィン、助かりました。」
「あん?イルカ?」
「アルフィンは雨イルカと言う種族で自在に水を操ることが出来ます。アルフィンエッジ!!!」
しっぽから水の斬撃のようなものを飛ばすイルカ……あいつ匣見てえだな。
「うしし、当たらねえって、だって俺、天才だし。」
「なら、近接戦に持ち込みます!!!」
「ししし、じゃあ、俺はイルカの解体ショーでもすっかな。」
そう言ってナイフを取り出すベル……まあ後はバジルに任せるか。
「バジル……。」
「おい、何ボサッとしてんだ。始めるぞ。」
「えっと………な、何をかしら?」
「てめえの修行だ。相手は俺だ、感謝するんだな。」
ご自慢の紅色の髪とは正反対に顔が真っ青になっていくリアス・グレモリー。
意外と表情豊かな奴だな、見直した。
(誰が絶望の表情をさせていると思っているのだ?)
(全て焼き鳥のせいだな
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