例えばこんなのは殲滅戦と呼ぶと思うな
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!!10時の方角!』
「今叫ばないと燃えないじゃないかぁぁーーーッ!ハイパービームサーベルッ!!」
『よくあれで戦えるものだ・・・』
「ああ、あいつは馬鹿だからな」
遠目で見ながら無人機を斬り倒していく箒とツバキだった。性能が高いのはいいがあまりエネルギーを消費しすぎると白式の回復が間に合わないので消極的な攻めだ。あまりすごくない。
(早くゴエモンが帰ってこないだろうか・・・・・・最近ときたまボーっとしていて元気がないし。食事の誘いを機に聞いてみようか。えっと、次の休日はいつだったか・・・ああもう、この無人機鬱陶しいな)
訂正、余計な事を考えてよそ見しながら一夏を回復させて敵を斬る事を同時に行なっているらしい。やっぱりすごい。
なお、その奥では千冬と暮桜ことクレアが目にも止まらぬ速度で殺陣をしていた。刃が一度光った時には4,5機のISがバラバラに引き裂かれ、既に彼女の足元には死屍累々ならぬ残骸累々である。その作業効率、一夏とその援護をする箒の5倍以上。こんなもん作業っすよと言わんばかりの手際の良さだ。
「変わって無いな、この感覚・・・やはり私の居場所はお前の中らしい、暮桜」
『・・・・・・(怒)』
「あ、いや・・・クレア。こ、これでいいか?」
『・・・・・・(満足)』
「ほっ・・・」
ゴエモンですら彼女の声を聞いたことが無い驚異の無口、クレアであった。
華々しく戦っている人もいれば、堅実に戦っている人もいる。真耶とマリアがいい例だ。
「アルパ隊、左方を食い止めてください!2年生は正面を!私がバックを固めます!!」
幾ら専用機連中が獅子奮迅の大暴れをしているからと言って、相手はIS。バリアエネルギーを一発で削りきるのは難しいものだ。まして数が60機近くで、火力も機動力も高い。波状攻撃や大爆発を潜り抜けたり辛うじて直撃を免れたISは優先順位を変えて、真耶たちに襲いかかっていた。
だがしかしそんな彼女をおちゃらかす人もいたりする。
「ならばまやちーのバックはこのウェージが固めさせてもらう!さあその安産型のヒップをレッツスパンキング!!」
「何でお尻叩かれなきゃならないんですかッ!?というかなんで小村センパイがここにいるんですかッ!!」
この忙しいときに何故か見たこともないISを装着した小村順子ことウェージが背後に立っていた。自由人すぎる。
「フッ・・・可愛い後輩に助けを求められたなら、たとえそれが地の果てだろうと!」
「求めてません。指揮系統が混乱するから帰ってください」
「ああっウソウソ!IS委員会の依頼で共同戦線張りに来ただけだから!!」
「・・・・・・そういうことにしておきます」
胡散臭いが敵ではないと思いたい。随分ごつい見た目のISだが、一体ど
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