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知らない世界
第四話
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「あぁ?てめぇ人間?ぎゃははは!霊力も高いしうまそうだなぁおい!」

「ほう霊力を感じられるとは…なかなか楽しめそうだな」

「楽しめそうだな…だと?舐めやがって!殺して食いちぎってやる!」

妖怪は4匹か…

「ならちーとこいつの実験台になってもらおうか?」

俺は妖力を解放する…姿が白くなりどんどんデカくなり白い大蛇となった。

「な!てめぇ!妖怪だったのか?!」

「まぁいろいろあってな…蛇槍一閃!」

尾を1匹の妖怪に突き出す。

それだけで声も出さずに腰から上は消えていた。

「食いちぎってやるんじゃなかったのか?」

「こ、こいつにはかなわねぇ!おい逃げ…ッ!」

「残りはお前だけだが?」

「わ、悪かったよ!俺が悪かった!」

こいつ…狼を蹴り飛ばしたやつか…

「おい、狼よ…こいつどうする?」

ウォンウォッフ!

「殺してしまえか…分かった!」

「ヒッ!助けて!足が動かねぇ!」

そうだろうな…十数匹の蛇が足に巻きついてんだからよ!

「イギァッッ!!!」

「お前は殺さない…両腕をもらったがな…!仲間がいるなら伝えろ!そして噂を流してもらおうか…ここの山一帯は俺の縄張りだ。ちょっとでも入り込んでみろ…殺してやるからよ!」

「ひ!わかりました!わかりました!2度と来ません!!」

そう言って妖怪は山をおりて行く

「そこの奴ら食っていいぞ…いっそ片付けてくれ…」

そうやって今日もまた動物と戯れる
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