暁 ~小説投稿サイト~
【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
闖入劇場
終幕 「さようなら、間違IS」
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へ消えたのかは分からない。
「見ての通り回収不能なものだから困ってたんだ。対象もあの影にずぶりと沈んでそのままだ」
『薄気味悪いわね・・・・・・ともかく、一度帰ってらっしゃい。今回はここまでよ』
「了解した」
通信が途絶する。少し遠くに近づくIS反応があるが、このまま離脱すれば出会う事も無いだろう。久しぶりに暴れられると思っていたが、奥の手を使う程の危機も無かったことが少々フラストレーションを溜めさせた。
――姉さんにも会えず、その弟にも会えず、か。
その胸中に抱く、強くも複雑な感情を抱きながらも、エムはその場を離脱した。
= =
そしてそれと時を同じくして――
臨海学校旅館において、一人の少女が目の前の現実に愕然としていた。
「・・・・・・信じられんが、あの円形はどうやらただの虚像。そして下の影が本体ということらしい」
「ちょ、ちょっと待ってください・・・・・・じゃあ、あれは何なんですか?何者かが作り出した空間操作装置なのですか?だとしても、何もかも説明がつかないままなのですけど・・・ワームホール?ESウィンドウ?重力の井戸?ゲート?どれにしても意味が分からないんですけど・・・・・・?」
「・・・・・・・・・・・・宇宙人かもしれんぞ?」
「先生!?思考を放棄しないでください!?」
現場に到着したという
文
(
あや
)
のハイパーセンサーを通して送信されるその現場。
そしてその隣に映し出される、箒たちが持ち帰ったアンノウンの映像データ。
彼女はたった今その部屋に踏み込んだだけであり、まだ一夏が意識を失ったことも、アンノウンの存在も、ましてやベルーナの誘拐事件についても何一つ知らない。知らないのに、彼女は目の前の現実に理性が吹き飛んだ。2人の会話もまた、強い衝撃を与えた
真耶と千冬がこちらを見ていない隙にこっそり忍び込んで情報を収集しようとした彼女の双眸が限界まで見開かれ、瞳孔までもが開く。愕然とした彼女は身を隠す事すら忘れてその映像を食い入るように見つめた。
――あの球体は、前世の記憶が正しければ『第十二使徒レリエル』。
――あの赤い飛行機は、前世の記憶が正しければ『ゴーストX-9』。
「――え?」
何で、そんなものが目の前にあるの?
レリエルは、「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する敵じゃないの?
ゴーストは「マクロスプラス」に登場した飛行機だよね。
私、ゲームやアニメで見たことがあるよ。
でもおかしいよね?
この世界にはエヴァもマクロスも似たものは存在しても、同じものではなかったもの。
じゃあ、あの映像は誰が作った作り物なの?それとも本物なの?
私と同じ、前世の記憶がある人が作ったなんて考えられない。
両方とも、私のいた世
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