第194話 最終局面へ―――!
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ピネスフラワー》のリーダーであるナデシコを倒した為、ピッと音を立てて銀河の旋律のポイント数に5ポイント追加され、銀河の旋律が1位、妖精の尻尾が2位になった。
それと同時に、幸福の花は全滅(6位)。
ウラ「神の水が・・・防がれた!?」
自身の攻撃をいとも簡単に防がれたのを見て驚嘆の声を上げるウララに、翼の生えた、黒を基準とした色合いの鎧―――黒羽の鎧に換装しながらエルザは淡々と呟いた。
エ「神を倒せても、妖精はそう簡単には倒せないぞ。」
凛とした声で呟きながら、エルザは剣を振りかざした。
黒羽の鎧は一撃の破壊力を上げる鎧。その鎧を纏ったエルザの攻撃をまともに食らったウララは戦闘不能。
白い柳のリーダーであるウララを倒した為、ピッと音を立てて妖精の尻尾のポイント数に5ポイント追加され、再び銀河の旋律と順位が並んだ。
それと同時に、白い柳は全滅(5位)。
エ「・・・・・」
カオ「・・・・・」
戦場に残ったのは妖精の女と銀河の女。
2人は見つめ合ったままその場から1歩も動かず、瞬き1つさえしない。2人の間を、静かに風が吹き抜けた。
エルザは換装を解き、いつも身に纏っている鎧姿に戻りながら口を開いた。
エ「やはり、お前が残ったか。」
カオ「残らないと、あなたと戦えませんから。」
エルザとカオリは口元に薄い笑みを浮かべる。
カオ「突然ですがエルザさん、問題です。私の魔法はいったい何でしょうか?」
エ「えっ?」
言葉どおり、突然すぎる問題にエルザは驚嘆の声を上げ目をパチクリさせる。しかも、その質問はビックリするくらい簡単すぎる。
エ「・・香り魔法・・・だろ?」
カオ「正解です!」
拍手をするカオリを、エルザは首を傾げながら見つめる事しか出来なかった。
カオ「それでは次の問題!」
エ「ま、まだあるのか・・・!」
突拍子も無い事を言い出すカオリにエルザは呆れ顔。
この隙に倒そうか、という考えが頭の中をよぎったその時―――、
カオ「私の、もう1つの魔法は何でしょうか?」
エ「・・・えっ?」
エルザは自分の耳を疑った。
さっきとは違う驚嘆の声を上げ、さっきとは違う意味で目をパチクリさせる。
カオ「・・・はい、時間切れです!」
呆然としているエルザを無視してカオリは話を進めていく。
カ
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