第194話 最終局面へ―――!
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纏った右拳をぶつけた。
ナ「面しれェ、燃えてきたぞ!」
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ウェ「マヤさーん!ドコにいるんですか〜?」
シャ「聞こえたら返事しなさーい!」
ウェンディとシャルルが空を飛びながらマヤを探している。
マヤの夕日色をした髪の毛は遠くからでもかなり目立つので簡単に見つかると思っていたのだが、実際は甘くなかった。
シャ「全く。マヤの事だからいつかふらふらぁ〜とどっか行ったっきり帰って来なくなるんじゃないかと心配してたけど・・・まさかホントになるとは、思ってもみなかったわ。」
ウェ「それを言ったって事は、思ってた事なんじゃ・・・」
シャルルの言葉に困ったように顔を引き攣らせたまま笑うウェンディが言った。
時々、遠くの方からドガァン!ガゴォン!という凄まじい爆音が聞こえてくる。
ウェ「ナツさん達、大丈夫かなぁ?」
シャ「大丈夫に決まってるじゃない。ナツなんて、「街中で無意識に暴れまくってたら、いつの間にか盗賊団を全滅させていましたー」ってくらいなんだから。」
ウェ「それもそうだね。」
シャルルは大魔闘演舞前に行った依頼の事を思い出しながら呟く。
ウェ「そういえばシャルル、最近予知が見えないんだね。」
シャ「そうなのよ。予知が何も見えないって事は、今年の大魔闘演舞は何も起こらないって事だからそれもそれでホッとしてるわ。」
肩越しから言うウェンディの問いに、シャルルは肩を竦めながら答える。
シャ「(私が何も見ていないんだから、きっとショールも見てないはずだわ。)」
シャルルは何も見ていない。
それに対して、ショールは見ている。
その事を知っている者は誰一人として存在しない。
知っているのは、ショールだけだ―――――。
ル「ウェンディー!」
ハ「シャルルー!」
自分の名を呼ぶ声が聞こえ、声が聞こえた方に視線を移すと、街中でルーシィとハッピーが手を大きく振っているのが見えた。
ウェンディとシャルルはルーシィとハッピーがいるところまで急降下し、地面に近づくと綺麗に着地した。着地したウェンディとシャルルにルーシィとハッピーは駆け寄って来る。
ル「マヤ、見つかった?」
ウェ「いいえ。ルーシィさん達も?」
ハ「全然見つからないよ。」
シャ「全く、ドコ行ったのかしら
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