第194話 最終局面へ―――!
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た両手に冷気を溜めているリオンと、両手に黒い風の渦を纏ったシェリアがいた。
ハル「アンタ等は、蛇姫の鱗の・・・」
イレ「リオン・バスティアさんと、シェリア・ブレンディさん。」
リオ「そう言う貴様等は、確か・・海中の洞穴の・・・」
シェ「ハルト・パーカーとイレーネ・ザンビア!」
ハルトとイレーネが呟いたのと続くように、リオンとシェリアも呟く。
同じ場所に3つのギルドの2人の魔道士が集結した。
リオ「グレイを倒せる故に、4人全員倒せば、ポイントはかなり加算される。」
シェ「一石二鳥だね。」
ハル「4人全員倒せば・・・!」
イレ「逆転出来るかもしれないわね。」
リオンは再び両手を構え冷気を溜め、シェリアは再び両手に黒い風の渦を纏い、ハルトは雷の槍を構え、イレーネは両手に白い光を纏いながら呟いた。
リオンとシェリアは右から、ハルトとイレーネは左から攻めて来る。背中合わせになったグレイとユモは挟み撃ちにされてしまった。まるで袋の鼠・・・いや、袋の妖精だ。
ユ「4人同時に倒さないといけないなんて・・・」
今まで経験した事の無い状況にユモはすっかり自信を無くしてしまっている。
それを見兼ねたグレイがユモの左手を掴んだ。驚いて振向いたユモが口を開く前に、グレイが小さな声で呟いた。
グ「俺がついてる。」
言った相手がジュビアだったら一発で倒れるだろう。
言い掛けた言葉が言えなくなったユモは、赤くなった顔を見られないように慌てて逸らし伏せた。しばらくユモは顔を伏せたままだったが、口元に小さな微笑を浮かべるとグレイの手を握り返した。
グレイとユモは同時に目を閉じる。
リオ「シェリア、行くぞ!」
シェ「うん!」
イレ「準備は出来た?ハルト。」
ハル「いつでもOK!」
リオン、シェリア、ハルト、イレーネの4人は一斉に地を蹴り駆け出した。
グレイとユモは同時にカッ!と目を開き、繋いでいた手を離すと両手を構え冷気を溜めた。
グ「行くぞユモ!」
ユ「全力で行くよ、グレイ!」
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ハッピーとシャルルはやっとの思いでドムス・フラウに戻って来た。
応援席に着いた時にはもうヘロヘロだった。
ロメ「ハッピー、シャルル、大丈夫か?」
レビ「いくら何でも飛ばしすぎだよ。」
リサ「そんなに慌てなくても大丈夫なのに。」
ロメオ、レビィ、リサーナの順に言う。
ハ「だ・・だ
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