YES!ウサギが呼びました!
第七話 「ギフトと今後の方針」
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ンタと戦って正々堂々と俺たちが東側最強を証明してやるよ」
などと白夜叉にほざく問題児もいたが、
「ふふふ、よかろう。楽しみにしておるよ・・・・・・ところで」
白夜叉は微笑を浮かべて答えていたがスっと真剣な表情で古城達を見た。
「今さらだが、一つだけ聞かせてくれ・・・・・・おんしらは自分達のコミュニティがどういう状況にあるか、よく理解しているか?」
「あ〜名前と旗の話事か?それなら聞いたぜ」
「なら・・・・・・『魔王』と戦わねばならん事も?」
「聞いてるわよ」
「・・・・・・では、おんしらは全てを承知の上で黒ウサギのコミュニティに加入するのだな?」
「そうよ。打倒魔王なんてカッコいいじゃない」
「『カッコいい』で済む話ではないのだがの・・・・・・全く、若さゆえなのか。無謀というか、勇敢というか・・・・・・まあ、魔王がどういうものかはコミュニティに帰れば嫌でもわかるだろ。それでも魔王と戦う事を望むというなら止めんが・・・・・・そこの娘二人、おんしらは確実に死ぬぞ」
予言をするかのように言う。
「魔王の前に様々なギフトゲームに挑んで力を付けろ。小僧と古城はともかく、雪菜と零菜でギリギリくらいでおんしら二人の力で魔王のゲームでは生き残れん。嵐に巻き込まれた虫が無様に弄ばれて死ぬ様は、いつ見ても悲しいものだ」
「・・・・・ご忠告ありがとう。肝に銘じておくわ。次は貴女の本気のゲームに挑みに行くから、覚悟しておきなさい」
「ふふふ、望むところだ。私は三三四五外門に本拠を構えておる。いつでも遊びに来い・・・・・・ただし、黒ウサギをチップに賭けてもらうがの」
「嫌です!!」
そんな白夜叉の言葉に黒ウサギが即答するのであった。
「ああ、後は古城、雪菜、零菜、おんしら三人は残ってくれ。ゲームでの報酬を決めねばならんからの」
白夜叉は古城達を指差しつつそう言った。
「そりゃかまはないけど、俺達は黒ウサギのコミュニティの場所を知らないんだが・・・・・・」
「安心せい、用が済めばわしが送ってやろう」
「分かりました。それでは皆様、先に行きましょうか」
そう言って黒ウサギ達は見送りに行った白夜叉とともに出て行き、少しして白夜叉が帰ってきた。
「さて、報酬についでだが・・・・・・何か希望はあるか?先のゲームの前にも言ったがわしが用意できるものなら何でも用意しよう」
三人は顔を合わせて頷き、白夜叉に答えた。
「なら、俺達を元の世界に戻すギフトってのはないか?」
「何?元の世界に戻るギフトじゃと?」
「ああ」
「無くは無いが・・・・・・今すぐ用意するとなると無理じゃな。そもそもこの箱庭は『異なる全ての可能性の収束点』とされて
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