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東方喪戦苦【狂】
十五話 突然の拉致
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振りながらチッチッチッと言うジェスチャーをする。

…うわぁ…腹立つ…

「私は探索班(たんさくはん)幹部(かんぶ)(けん)拷問班(ごうもんはん)幹部(かんぶ)だ。」

初めて聞いたぞ!?

ダメだ…この姉…速く何とかしないと…

不意に神那が呟いた。
「さて…今度は、女湯の方を拉致しないと…」

「「女湯!?」」
俺と骸が同時に声をあげた。


「ええ。女湯。」
神那は、意に反さずそこにいた阿部に話しかけた。

「阿部ちゃんは、女になるとガチ百合になるんだっけ?」

「俺が愛しているのは、男だけだ。」
…と…この会話は、普通に聞いたらよくわからないだろ…しかし…神那の能力は、変換を操る能力である。

たとえ男でも女に変われるし、女でも男に変われる。

外見は神那が決めるのでは無く、その人が女だった場合の外見になる。

ついでに、男を女(女を男)にするさえに、完璧に女(男)に変えると、一週間元に戻れなくなる。

他には不完全に、性転換することも出来る。
不完全に性転換すると…

これは、例だが男が女になったさいに、身体や顔は女でも、男の(おとこ)である部分は、継続されたりする。
(女の場合でも同じ)

ついでに不完全な性転換は、一日で解除される。

おっと…説明頑張った。

「う〜ん…阿部ちゃんには、別に強制は、しないのだけど…私一人ではなぁ…」

「「じゃあ俺が。」」
骸と俺が再び同時に声をあげた。

「う〜ん…狂夜には別に聞きたいことは、ないからいいんだけど…骸は拘束解いたら逃げるでしょ?」
よし、勝った。
拳をぐっと握り、ガッツポーズをとった。

「見くびらないで下さいよ!!俺は、約束します!!必ずまたここに拷問されに帰ってくると!!」
うわぁ…こんな爽やかなド変態は初めてだぁ…

「じゃあいいわ。」

「いいのかよ!?」
思わず声をあげてしまった。

阿部が骸の拘束具を全て外す。

「俺の手錠も解いてくれないか?」
神那に手錠がついた腕を見せた。

「ええ。いいわよ。」
手錠の鍵を使い、手錠をとった。

…あれ?能力が使える…

「驚いたでしょう?それは、対能力者用に私が作った手錠なのよ…変換能力って便利よね〜。ああ!!それ!!プレイにも使っていいのよ?」

「使わねぇよ!!」とつっこんだが、無視された。

「さて…手始めに…狂夜を女にするかな。」
神那が手を俺の頭に乗せた。

骸は、こちらを見て首を傾げた。


よし!!ばっちこい!!

五秒後、身体に異常が起こった。

まず、胸が膨らんだ。
あっ、希望で胸が膨らんだって訳じゃないぞ?

そして髪が一気に
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