十五話 突然の拉致
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
振りながらチッチッチッと言うジェスチャーをする。
…うわぁ…腹立つ…
「私は探索班幹部兼拷問班幹部だ。」
初めて聞いたぞ!?
ダメだ…この姉…速く何とかしないと…
不意に神那が呟いた。
「さて…今度は、女湯の方を拉致しないと…」
「「女湯!?」」
俺と骸が同時に声をあげた。
「ええ。女湯。」
神那は、意に反さずそこにいた阿部に話しかけた。
「阿部ちゃんは、女になるとガチ百合になるんだっけ?」
「俺が愛しているのは、男だけだ。」
…と…この会話は、普通に聞いたらよくわからないだろ…しかし…神那の能力は、変換を操る能力である。
たとえ男でも女に変われるし、女でも男に変われる。
外見は神那が決めるのでは無く、その人が女だった場合の外見になる。
ついでに、男を女(女を男)にするさえに、完璧に女(男)に変えると、一週間元に戻れなくなる。
他には不完全に、性転換することも出来る。
不完全に性転換すると…
これは、例だが男が女になったさいに、身体や顔は女でも、男の漢である部分は、継続されたりする。
(女の場合でも同じ)
ついでに不完全な性転換は、一日で解除される。
おっと…説明頑張った。
「う〜ん…阿部ちゃんには、別に強制は、しないのだけど…私一人ではなぁ…」
「「じゃあ俺が。」」
骸と俺が再び同時に声をあげた。
「う〜ん…狂夜には別に聞きたいことは、ないからいいんだけど…骸は拘束解いたら逃げるでしょ?」
よし、勝った。
拳をぐっと握り、ガッツポーズをとった。
「見くびらないで下さいよ!!俺は、約束します!!必ずまたここに拷問されに帰ってくると!!」
うわぁ…こんな爽やかなド変態は初めてだぁ…
「じゃあいいわ。」
「いいのかよ!?」
思わず声をあげてしまった。
阿部が骸の拘束具を全て外す。
「俺の手錠も解いてくれないか?」
神那に手錠がついた腕を見せた。
「ええ。いいわよ。」
手錠の鍵を使い、手錠をとった。
…あれ?能力が使える…
「驚いたでしょう?それは、対能力者用に私が作った手錠なのよ…変換能力って便利よね〜。ああ!!それ!!プレイにも使っていいのよ?」
「使わねぇよ!!」とつっこんだが、無視された。
「さて…手始めに…狂夜を女にするかな。」
神那が手を俺の頭に乗せた。
骸は、こちらを見て首を傾げた。
よし!!ばっちこい!!
五秒後、身体に異常が起こった。
まず、胸が膨らんだ。
あっ、希望で胸が膨らんだって訳じゃないぞ?
そして髪が一気に
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ