八話、踏み台の空白期
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と
「おい、ガキ、さっき俺は、言ったよなぁー。喚くなら、風穴開けるってな」
男は、アリサちゃんに向かって拳銃の引き金を躊躇いなく引いた。
バン!!!!!
とても大きな音が響く。
「ふん、空砲だ」
アリサちゃんの方を見ると、気絶はしているが死んでは、無かった用だ。
私は男を睨む、と……
男が目の前から消えた。そして、その男の居た所に、一人の少年が立っていた。
銀の頭髪に、翠色の左目と、琥珀色の右目をした少年……
「……お前ら……全員死刑」
そう言った少年は、普段から言い寄ってくる彼だった。
「………上神くん」
上神 龍牙がそこにいた。
圧倒的、それがふさわしい光景だった。銃を持った相手を恐れずに、鉄パイプ一本で次々と、男達を倒して行く。そして、最後の一人を倒した処で…
「っ……このガキ!!」
最初に倒した男が立ち上がるが、彼は、一歩も動かない……すると……
「……どうやら、お前らの王子様が来たようだ」
そう言うと、彼は、窓から飛び降りる。と、同時に…
「すずか!アリサ!大丈夫か?!」
なのはちゃんと、友達になった時に知り合った信也くんが入ってきた。
______________
あの後、信也くんは、男を気絶させて私達を助けてくれた、だけど……私は、気になる彼に問いただすため(どうして私達を嫁と呼ぶのか等)朝から学校に来た。
しかし、彼から得た答えは
『……理由は、言えないが、すずかは、今までどうり嫌がってればいい』
彼はそう言って眠ってしまった。
あれから二年、一体何時になったら理由を教えてくれるんだろ……
そんな事を考えつつ、温泉で一息ついていた。
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