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チームは5人? いえ6人です!
第5話 レスティアはどこで暗躍だ
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「おーい。クレアとカミト。こちらから援護する」

カミトに反応はあったが、黒い炎をまとったスカーレットを相手に、こちらを振り向く余裕までは無いようだ。しかたがないので、観客席から、こちらにとって相性のよい凶った精霊を狙っていく。
威力と連射速度はリンスレットに劣るが、戦術級軍用巨人精霊<グラシャラボラス>と契約したがるレベルの精霊使いの精霊が相手なら、多少カムイを精霊使いから吸い取っていても、半数は火のクロスボウだけで行ける。
残りは火の力に強い精霊か、火の力が強まっている精霊だから、クロスボウをいったんとき風のシールドとして、火とは反対の威力を持つ氷系のピクシーであるミストを槍にして、闘技場におりた。
しかし、すでにカミトが元凶となったスカーレットを黒い炎から、通常の炎の火猫としたところだったので、他の狂った精霊も力をうしなったために、次々とこの場から元素精霊界にもどっていったようだ。それでクレアとカミトへ近寄っていき、

「クレア、カミト、大丈夫か?」

「ああ、俺はな。けど、クレアが」

「へ、平気よ、このくらい……」

「その手の火傷の直接の治療はできないが、冷やすぐらいならできるから」

俺はそういって、氷の槍をピクシーにもどして、クレアの手の火傷を冷やさせたが、その間に、カミトが、

「ところで、おまえ――」

「なによ……」

「凶精霊なんかと、いったいどこで契約したんだ?」

「それは――」

「あら、私のプレゼントは気に入ってもらえなかった?」

俺は、ピクシーに気配や精霊の力を感じたら知らせるようにしてもらっていたはずなのに、それをかいくぐるのか。俺は声がきこえた方を向いたところ闇色のドレスを着た美しい少女、いや闇精霊がいた。

「まさか……そん、な……レス……ティア?」

「ずいぶんひさしぶりね、カミト」

俺は久々の再開に無粋だが、割り込むことにした。男とか、女性型といっても精霊にまで欲情するタイプじゃないし。

「プレゼントって言ってたけれど、クレアに凶精霊の契約をさせたのは、貴女かな? 精霊さん」

「あら、私が精霊?」

「見えているのに、カムイをあたしのピクシーが感じ取れないのは、精霊使いではない人間か、上位の精霊ぐらいよ。だけど、そんな石柱のところにいられるってことは、人間じゃないってわけよ。これでよいかしら」

「うーん。もっとカミトと話してみたかったけれど、それは次の機会にするわね」

って、俺の返答はスルーかよ。

「レスティア!」

「ほら、あの子が起きてしまうから」

レスティアと呼ばれた精霊が、黒い塊を軍用精霊を封印した石柱に投げつけていた。それが、石柱のまわりを霧のように取り囲んでいるのだ。そして、地面が激し
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