死亡フラグ貰いました。
2話:出逢い。そして建つのか? 違うフラグ
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だろう。ものすごい速さで離れるマリ。その時に少し爪が引っかかって痛かった。
「ち、ち、ち違うよ! 火傷! 火傷がないか確かめてたの! ね、ダレン!」
「あ、うん。そうだな、そうそう!」
「マリもやっぱり年頃の女の子ね。私の若い頃を思い出すわ〜」
マリ、俺の隣でずっと慌てていないでくれ。俺だって恥ずかしかった。
管理局の人達に聞かれた話はサーシャさんから聞かれたことと一緒だったので同じように答えておいた。後日、俺を管理局の方へ連れていくらしい。身元確認のために。
その後はもう夜だったので、サーシャさんお手製のシチューを食べた。ちなみに、マリが俺にぶっかけたのもこれだったらしい。シチューってどの世界にもあるんだな。このことに感動。
あと、マリの父親にも会った。すごく豪快な人だった。その時に「マリの婿になって、一緒に開墾するか!」と言っていたが、一応断っておいた。マリが物凄く顔を赤くして、あたふたしていたのは言うまでもないだろう。
そして、就寝時間。
「問おう、何故マリの部屋なのか」
俺がいるのはマリの部屋。サーシャさんに「部屋が無いから、マリの部屋ね」と言われて、半ば叩き込まれた。その時に、マリの着替えを目撃してしまったのは、完全なる事故である。
というか、知り合って間も無さすぎる男を娘の部屋に寝かせていいんですか? 間違いがあってからでは遅いんですよ! 起こせるわけないけどな!
「どうせ俺は、へたれだよ!」
「大丈夫、ダレン?」
「全然、全く大丈夫じゃない。それにいいのかよ、マリは?」
「大丈夫……かな。あ、ダレンは今日、ベッドで寝てね〜」
「え、なんで?」
ここは、マリの部屋だしベッドで寝るのは普通マリじゃね? 俺は布団をしいて。
「なんでって、ダレン今日倒れてたんだから、具合悪くしたらいけないよ〜」
「いや、ただの空腹で倒れただけなんだけど……」
「それでもです! ダレン少し、フラフラしてるでしょ? 大丈夫、今夜は見ててあげるから、安心して寝てね〜。これでも、看護師さんになりたかった時もあったんだから〜」
まぁ、体力もあんまり戻ってなかったから、フラフラしてたんだけど。こいつ、よく見てるな。この気遣いは、これはこれで、嬉しかったりする。
「ジ〜〜〜〜〜」
「あの、マリ。擬音で表現しながら見つめるのやめてくれないかな? すごい、恥ずかしい……」
マリはベッドで寝ている俺の顔を、ニコニコしながら見つめていた。これじゃあ、寝れんよ。
「だ〜め〜。こうしてた方がいいの。お母さんが言ってた。よく、お父さんにしてたんだって〜」
「そうですか……」
相変わらず、マリはニコニコしながら
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