死亡フラグ貰いました。
2話:出逢い。そして建つのか? 違うフラグ
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名乗ればいいのかどうか。というか俺ってこっちで名前何?いや、でも“リリカルなのは”外国人っぽい名前多いかし。だから俺は
「ダ……ダレン」
外国人っぽい名前で思い付いたのはこれしかなかった。若干考え込んでいたせいもあるだろう。これはあれだ、好きなものはスパイダーな少年の名前だ。感動したなぁ、あの小説。
「ダレンね。苗字は?」
「フ……フォスター」
これは昔、英語の授業で“外国人の名前”というのを勉強した時に出た名前だった気がする。
「よろしく、ダレン君。私の名前はサーシャ。サーシャ・カーターよ。こっちは娘のマリ」
「……よろしくお願いします」
さっきのことを気にしているのか、マリはサーシャさんの後ろに隠れている。俺も怒ったからなぁ。怖がられちゃったかな?
「大丈夫だから。もうさっきのことは気にしてないから」
「本当?」
「本当」
「本当に本当?」
「本当に本当」
「本当に本当に本当?」
イラっとしてきた。しかし、ここで怒っていてはまた怖がらせてしまう。
「本当に本当に本当。大丈夫、オーケー、グッド」
「よかった〜」
やっと笑ってくれた。そんなに怖かったか? 俺は。
「サーシャさん、それでここは何処なんですか?」
「ここは第14無人世界の開墾地よ。私達は開拓者。ダレン君はどこから来たの?」
「それは……」
確か地球は第97管理外世界だっけ? でも俺はこの世界の地球に住んでなかったし...
「やっぱり、覚えてない?」
「はい、気づいたらここにいたので」
覚えてないんということにしておこう。どの世界に存在していたのかわからないしね。
「そう。ちょっと待ってて。今、管理局の人達を呼んでくるから」
「あ、はい」
サーシャさんは外へと出ていく。管理局。確か次元世界を管理する、警察と裁判所が一緒になった様な組織だっけか。
「あのぅ」
「なに? えっと、なんて呼べばいいかな?」
「マリでいい。わたしもダレンって呼ぶから」
「わかった、マリ。どうした?」
「さっきはごめんね。わたしドジだから、ああいうこと結構あるんだ」
あはは、と笑っている。やっぱり気にしているのだろう。
「本当に大丈夫だって。見てみろよ、俺の顔。火傷なんてしてないだろ?」
「ほんとだ〜、不思議。あんなにかかっちゃったのに」
そう言いマリは、俺の顔をペタペタさわってくる。少しくすぐったい。そして恥ずかしい。
「ふふ、よかった〜」
「ダレン君、呼んでき……あら、マリったらもうダレン君と仲良しね」
部屋の入り口のところで微笑むサーシャさん。言われて気づいたの
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