暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
ターン4 水上のプリマ
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「何か今殺気を感じたッスよ!?」

「当たり前だって。ったく、何があってこんなトコまで来たかは知らないけど…………そういやそこのお二人さん、一体翔が何したってのさ」

「コイツが覗きをやってたのよ!」

「やっぱ僕ら帰るんでこのメガネは煮るなり焼くなり好きにしてください」

「ちょ、誤解っスよ清明君!なにホントに帰ろうとしてるんスか!」

「だって覗きでしょ?そりゃさすがに庇いきれそうにないわー」

「だから誤解だってば〜!」

「とにかく、許すわけにはいきませんわ!」

「別に返してあげていいと思うんだけどな、って言ってるのに」

「いいえ、そんなことを一度でも許したらつけあがるに決まってますわ!」

「そんな〜、そもそも僕は覗いてないッスよ!」

『もー収集つかなくなってきたな』

「(だね。どーしようこれ)」

「話は聞かせてもらったわ」

「!?」

「あ、明日香さん!」

 ふと後ろを見ると、さっきまで十代とデュエルしてたらしい(見てなかったもん)金髪。そうかそうか、この人がその明日香さんとやらか。

「初めまして、遊野清明君。もう知ってるとは思うけど、私は天上院明日香、明日香でいいわ。よろしくね」

 ふむ、この人は少なくとも礼儀正しいな。なら、こっちもそれなりの態度をとるべきだろう。別に皮肉を言う理由もないし。

「ああ、こっちこそ初めまして。それと、こっちも清明だけで構わないよ」

「それで、翔君の話だけど。どうかしら、その前に私ともデュエル、してくれない?」

「おい明日香、話が違うぞ!俺が勝ったから翔は返してくれるんじゃなかったのかよ!」

「わかってるわよ、十代。これは、私が純粋にデュエルがしたいから頼んでいるだけ。結果がどうなっても今日のことはなかったことにするわ。ジュンコ、ももえ、それでいいわね?」

「「は、はい!」」

「明日香、気を付けたほうがいいよ、だってさ。清明はかなり強いよ、って言いたいみたいだよ」

「わかってるわよ、夢想。クロノス教諭を倒した実力、改めてこの目で見せてもらうわ」

「清明も頑張ってね、だってさ。明日香の強さもなかなかのものだよ、って忠告してるからね」

「わかったわかった…………まったく、人がまだOK出してないのに勝手に盛り上がっちゃって。でもまあ……」

『デュエリストなら、常識だろ?』

『「売られたデュエルは、買うのが礼儀!」…………ってな』

「そう、ありがとう。それじゃあ早速だけど」

「「デュエル!!」」

「先攻はあなたからでいいわよ」

「ありがとう。それじゃあ僕のターン、ドロー!」

 さーて、どうしようか。さっきのデュエルに気づいてなかったせいで、
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