暁 〜小説投稿サイト〜
戦火に捧げるレクイエム
トランスマイグレーションは突然に
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校長先生の話は長く、今日は快晴ですね、の言葉から一時間は話続けた。昔から思っていたことだけど、どうしてこんなにも校長先生は話が長いんだろうか……謎である。

その後、明日からのことをクラスで聞いた後下校。結局なんの面白みもなく登校初日が終わったのだった。

**

その日の夜……僕はスーパーに来ていた。理由は夕飯の材料が足らなかったからだった。

そして買い終わり、 帰り道の途中、ふと気分で神社に寄っていた。ここは僕が小さい頃からお祭りなんかで使っていた場所で僕が小さい頃から見慣れた場所だった。

お賽銭を入れる、なんとなく5円を入れた。ご縁がありますように……なんちゃって。

さて…なにかお祈りをするんだろうけど……なにがいいかな、

特にこれといったお願いはないけど……そうだな……

僕は両手を合わせて目をつぶる、ふと頭の中で思いついたことを、願ってみることにしよう。

「あの夢の女性の願いが叶いますように……」

そして目を開けたとき、夢で見たような光に包まれた

「えっ、こ、これは!?」

そして僕の体は浮遊感に包まれた。あれっ…僕どうなるの!?

その浮遊感と同時に意識が薄れていき、そのまま意識を失った……


青年が消えた神社には、なにも残っていなかった。まるでそこに青年が存在しなかったかのように。

そして、その神社の近くにはあの夢と同じようにオミナエシの花が可憐に咲いていた。



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