実は自分が一番酷いとかよくある話
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るのだが、それに珠希本人が気づいているのかどうか疑わしいところではある。
つまるところ、もはやこの家族で誰が一番『普通』なのかわからない。
それでも、珠希はそれなりにいいことと悪いことがある、平凡な毎日を望んでいた。
父に頼まれてergの原画を描くのも、母の手伝いでSMプレイの真似事をするのも、妹に泣きつかれて徹夜で縫製を仕上げるのももう御免だった。
これからの人生、あたしはあたしのために使ってやろう。
こうして珠希が企てたのは大学受験を利用した「家族からの脱出」だった。
おわれ
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