暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos39奇跡の邂逅/古き王の血族〜Lyrical Vivid〜
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近に警戒して分散して逃げに回った・・・んだけど、「すいません、少しお時間を頂けますか?」すぐに追いつかれちゃった。

(小さな女の子の声・・・? それにどっかで聞いたような・・・)

背中に掛けられた声はどこか聞き覚えのある女の子のものだった。ゆっくりと振り返って、その声の持ち主を見たわたしは「えええええっ!?」本当にびっくりしちゃった。だって「え? ええ? ちょっ、すずかさん!? ちっさ! なんで!?」なのはママの親友で同僚のすずかさんだったから。

「あ、変身魔法ですか? でもどうしてこんな場所で、しかもそんな姿? 童心に帰ってみたかったとか・・・?」

「え? あの、どこかでお会いしましたか? ごめんなさい、記憶にないんですけど・・・。私、記憶には自信あるんだけどな・・・」

「ふえ?(どうゆうこと? すずかさん、だよね、どう見ても)」

わたしの知ってるバリアジャケットにデバイス――“スノーホワイト”。声も幼いけど確かに本人のものだし、雰囲気もそうだし。もしかしてドッキリだったりするのかな。キョロキョロ辺りを見回すけど、よく判らない。

「あの、月村すずかさん、ですよね?」

「え? あ、はい、確かに、月村すずかですけど・・・」

「時空管理局・本局の、第零技術部主任の・・・?」

「へ? い、いいえ。まだ研修生の身ですけど・・・?」

「「んん??」」

すずかさん?と小首を傾げ合う。すずかさん?が本気で驚いてる。ドッキリじゃないとしたら・・・。もし変身なんかじゃなくて、本当に小っちゃい頃のすずかさんだとすれば。ふと今のこの状況に、ある推測が生まれた。もしかして・・・

「すみません、今日は新暦何年の、何月でしょうかっ?」

「え、えっと・・・えっと、あ、新暦66年の3月ですよ」

大当たりだった。だってわたしの知る今日は、新暦79年の6月。推測通りの時間移動(タイムワープ)だった。よくフィクションで目にすることがあるけど、まさかわたし自身が実体験するなんて思いもしなかった。とここでハッとする。未来人が過去に遡った場合、しちゃいけない事がたくさんあるってことを思い出した。

(未来の情報を教えたり、過去の物を壊したりするのはダメだとか・・・!)

急いでアインハルトさんに念話を通すと、なんとアインハルトさんはこの時代のなのはママと遭遇しちゃってるとか。タイムパラドックスを起こさないようするために、ここは逃げの一手を、と提案。アインハルトさんも承諾してくれて、わたし達は過去のなのはママとすずかさんから逃げることに。

「あの、とりあえず詳しいお話を聞きたいので、・・・そのバリアジャケットを解除しましょうか。近くに局施設――あ、管理局のお友達が住んでるお家がありますから、そこでお
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