暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos39奇跡の邂逅/古き王の血族〜Lyrical Vivid〜
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お気を付けて!』
思念通話が切れる。相手は最高位の砲撃魔導師、高町なのはさん。子供だからという甘い考えは捨てましょう。ヴィヴィオさんのお母様の「あのー、よろしいですか・・・?」少し困っているようなお声。困らせたくはないのですが、それはお互いに良いお話し。ですから・・・
「申し訳ありません。事情がありまして、その、失礼させていただきます!」
「あの、ダメですよ! お話ししてくれないと、本当に罪になっちゃいますよ!」
全力で逃げる。背後からはそんな恐ろしいことを仰るヴィヴィオさんのお母様のお声が。この時代で犯した罪は未来ではどうなるのか、それが不安で堪らない。と、目の前を通り過ぎる美しい色をした魔力弾。思わず急停止。
「すみません、威嚇射撃をさせていただきました」
あまりに正確無比。私の飛行軌道と速度を考え、尚且つ当たらないように目前で交差させる技術。その才能が恐ろしいです、ヴィヴィオさんのお母様。
「あの、本当に申し訳ないのですが、こちらの事情をお話しするわけには参りません!」
「えっと、このままだと公務執行妨害になっちゃいますよ?」
「っ! そ、それでも無理なんですぅーー!」
公務執行妨害というハッキリとした罪状を叩きつけられて心が折れそうになる。それでも耐えて再び撤退を・・と思ってもすでに「お願いですから逃げないでくださーい」魔力弾数基が私を包囲して逃げ道を封鎖していた。
(こうなれば仕方がありません、ね)
撤退の意志を見せるように動いて見せると、私を包囲していた魔力弾が放たれてきた。それを「旋衝破!」射撃魔法を反射・吸収放射もせず、弾殻を壊さずに受け止めて投げ返す、覇王流の技を繰り出す。
「ふええ!?」
――ラウンドシールド――
可愛らしいお声で驚愕なさるヴィヴィオさんのお母様はそれでも障壁を張ってしっかりと防御。続けて「空破断!」手の平から押し出すように衝撃波を放つ。すかさず接近を試みる。この時代のヴィヴィオさんのお母様なら、体格差で私の覇王流も通用するはず。
空破断を躱したヴィヴィオさんのお母様の「もう、ちゃんと言うことを聞いてください!」砲撃を横移動することで紙一重で回避。そのまま接近し、「申し訳ありません!」と謝罪。足元から練り上げた力を検束に乗せて打ち出す、覇王流の断空と呼ばれる技術を利用した一撃・・・・
「覇王・・・断っ、空っ、拳ッ!!」
を繰り出す。威力は抑えてありますからヴィヴィオさんのお母様も墜落するようなことにはならないはず。ヴィヴィオさんのお母様が「プロテクション!」新たに展開した障壁に私の拳が拒まれ・・・ることはありません。障壁を破壊・突破。あと僅かで当たる、というところで「っ!?」横から4基の魔力弾が連続で私の腕に直撃。その衝
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