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アラガミになった訳だが……どうしよう
夫になった訳だが……どうしよう?
48.5話
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たんだ?さっきからこちらばかり見ているが……)

イザナミ「……」

マキナ(反応がないって事は今、俺の思考を読んでないって事か?)

イザナミ「あ、あの……マキナ?」

マキナ「なんだ?」

イザナミ「あの、最近急に優しくなったように思うんだけど、なにかあったの?」

マキナ「は?」

イザナミ「思考をいくら読んでもマキナ、優しくするとか素直になるとかしか考えてなくて理由が分からないんだ」

マキナ「そうだな……自分でも特に思い当たる節はないんだが……」

マキナ(いつ頃からそういう素直になろうと考え始めたんだ?)

イザナミ「多分……原作の区切りがついたあたりからじゃないかな?ほら、終末捕食とかが片付いたさ」

マキナ「そうなのか……イマイチよく分からないな……自分の事なんだが……」

イザナミ「う、ううん、そんなに必死にならなくていいよ!ほ、ほら……その、理由が何であれ私は嬉しいからさ……」

マキナ「そうか、なら良かった」

イザナミ(んー……とは言った物の何だか普段の様子も前と違うし、気にはなるんだよね)




マキナ「…………」

イザナミ「…………」

イザナミ(まさか同じベッドで寝ることになるとは思わなかったよ……いや、ソファーで寝るって言ったマキナをからかって誘ったのは私なんだけどさ。
前までだったら絶対断ったのに、じゃあ、の一言で入ってきたんだから予想外もいいところだよ!)

イザナミ「そして……ものすごく安らかな表情で寝てるし」

マキナ「……」

イザナミ「むぅ……?確か……寝てる時って意識が深層心理まで落ちるんだっけ……」

イザナミ「よし……覗こう……」

マキナ(…………)

イザナミ「……いや、文字通り何も考えてないってどういうこと?どんだけリラックスしてるの?」

マキナ「…………」

イザナミ「うん?……リラックス?」

マキナ「…………」

イザナミ「ああ……そっか」

マキナ「…………」

イザナミ「やっと、落ち着けたんだね……それもそっか」

イザナミ(終末捕食なんて物騒なものをずっと考えさせられて、その上私までいたんだから……そりゃずっと気を張ってても仕方ないか。
って事は、こっちがマキナの素だったんだ……次はまだ先だからゆっくり休んでね、マキナ)

マキナ(…………)






マキナ「ん……ああ、朝か」

イザナミ「おはよ、ご飯できてるよ」

マキナ「ああ、悪いな……しかし、ここまで熟睡できたっての久しぶりだな」

イザナミ「マキナは今まで頑張ってきたんだから、その位の寝坊程度許されるって。ほら、冷めない
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