第15話 破壊の杖
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ろ。また、オスマンの近くにいるワイバーンを監視しろ。』
『了解しました。』
・・・・・
そして、2〜3時程、時間が経過した。
オスマンが森を散策していると、突然に森の影からワイバーンが現れた。
オスマンが魔法で対処しているが、後手に廻っいる。回避するのがやっとだ。本来なら、オスマン程の実力があればワイバーン等、一人で対処出来るのだが、突然接近されると歩が悪い。魔法は、詠唱や精神の集中力がいるのだ。オスマンは、中長距離得意とするのだ。そうこうしていると、突然爆発音がして、ワイバーンが倒れた。
オスマンは、あ然として辺りを見廻した。そうすると、一人の男が立っている。肩には筒状の物を担いでいる。
何が起こったのか分からないが、その男が助けてくれたのだろう。オスマンは、近くに歩み寄り男に礼を言う。しかし、その男が何を話しいるのか分からない。
其処へ別の男が現れて、オスマンに話して掛けてきた。
「大きな音がしたので、来てみればワイバーンに襲われたのですね。」
男は、倒れているワイバーンを見ながら、話している。
「そうだ。そこで、その男が助けてくれたのだ。お礼を言おうとしたのだが、言葉が通じない。困って追ったところじゃ。」
オスマンが答える。
そうすると、二人の男が暫く話しをしていた。
「私は、エクリプス商会のジョン・スミスと言います。この男性は、ここが何処だと話しています。遠い異国の地より、迷い込んだようです。酷く焦燥している様なので、エクリプス商会で保護します。私は、近くまで馬車で来ています。これから、トリスタニアに戻るところですので、一緒に連れて行きます。お礼は、私の方から伝えておきます。」
「よろしく頼む、儂はトリステイン魔法学院院長のオールド・オスマンじゃ。困った事があれば、儂が出来る限り力になる。その男の事は、頼む。命の恩人じゃ。」
二人は、オスマンと別れて元来た方へ帰っていった。
その場には、使い捨てられた、ロケットランチャーが残っていた。
オスマンは、ロケットランチャーを拾うと、魔法学院へ帰って行った。
Sideout
『マザー、男は無事保護しました。』
ジョン・スミスは、マザーに報告を入れた。
『後のケアは、任せます。』
後日談。
ロケットランチャーを知らないオスマンは、破壊の杖として学院に宝物庫へ保管した。
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