第21話 ラストVS.ジョゼ 魔剣の暴走
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々しいモノが二の腕まで伸びているのが見えた
「何なんだ・・・一体何が・・・」
仲間の困惑を余所に、ラストは巨人に向かって跳んだ
その跳躍力は、人間のそれを軽く超えており
「おおおおあぁぁぁぁぁぁ!!!」
一跳びでジョゼのいる頭部まで跳び
壁を粉砕しジョゼへと向かっていく
「ば、馬鹿な!!!」
巨人の頭部から落下したにも関わらず、無傷のラストを見てジョゼは思わず声を上げた
「がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「バカな・・・・バカなぁぁぁぁぁ!!」
そして
(誰なんだ・・・貴様は・・・!!)
ジョゼは、目の前にいるモノが何なのか分からなくなっていた。
ラストはジョゼを斬り付け、肩を掠めて鮮血が飛ぶ
「何なのだ・・・何なのだ貴様は!!!」
叫びながら怨霊を放つジョゼ
しかし、ただ突っ込んでくるだけのラストに一つも食らわず
羅刹剣の魔力に全てかき消されていた
振るわれる剣撃に何とか避けるジョゼだったが
それだけでも自身に大きなダメージを負っていく
「うがぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
そして、羅刹剣の侵食が進んでいき右腕全てを覆ってしまう
(ツブス・・・目ノ前ノ敵ヲ・・・ルーシィノタメニ・・・!!)
「あのね・・・今日・・・私の誕生日・・・!」
ジュードの執務室の前に、一人の少女がすすり泣いていた
それを見た白髪の少年は
「どうしたの、ルーシィ?」
少女・・・ルーシィに話しかけた
その少年の背中には、紫色のガンドレッドがあった。
「あ・・・ラスト・・・」
ラストは、床に潰れた白い塊を手に取る
「米・・・?」
「パパに潰されちゃって・・・お仕事頑張ってって渡そうとしたのに・・・」
再びすすり泣くルーシィ
どうにか泣き止ませようとオロオロになるラストは
潰れたおにぎりを、口に運んだ
「え!?やめてよラスト、汚いよ!」
「汚いもんか!こんなの雑草に比べればへでもないよ!」
「ざ、雑草って・・・」
雑草と比べられて冷や汗を垂らすルーシィ
「あ、そうだ・・・これ」
ラストは手に持っていた花束をルーシィに手渡す
「え・・・?」
「誕生日、おめでとう。ルーシィ!」
笑顔でルーシィの誕生日を祝うラスト
釣られてルーシィも笑顔になる
「ありがとう!」
「がぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「
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