第14話 進展
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ブリミル暦6204年 ニイドの月 ヘイムダルの週 ダエグの曜日
皇紀2762年 8月16日 日本帝国 柊総合技術研究所(柊技研)
Side プロト
「全員集まりましたね。それでは、緊急会議を始めましょう。」
「まずは、緊急徴集者であるマザーから説明して貰いましよう。」
「虚無の試作バイオロイドが、ロマリア皇国にある宝物から、炎のルビーと始祖の円鏡を調査しました。世界扉の魔法を取得に成功しました。これで既に取得していた加速の魔法と合わせて、二つに成ります。他の魔法は、鋭意調査中です。
しかし当初の予定通り、世界扉の魔法が実現出来たので、次のステップに移行可能です。」
「次に一条光司博士。」
「コモンマジックの探知の詳細が、分かった。
1に、魔力や魔力の流れが分かること。
2に、魔道具に、掛けられている魔法が特定出来る事、但し掛けられた魔法の知識が必要な事。例えば、固定化の魔法を知らない者に、固定化の魔法が掛かった道具を調べても、魔道具とは、判別は出来ても固定化なされているか、識別出来ない。
3に、物質の構成要素が分かる事。こちらも、原子構造の知識か必要な事。曖昧な知識では、曖昧にしか分からない。
4に、虚無のメイジは、素粒子を判別出来る事。但しこちらも、素粒子の知識が必要なこと。これで、未来が大型加速器の衝突実験から推論した、素粒子が幾つか確認が取れた。
ハルケギニアのメイジが錬金の魔法が下手なのが分かった。原子レベルで構造をイメージ出来ないのが不純物の多い理由だった。
我々は、原子構造を理解出来ている為、純度100%の金属や合金が錬金出来る。
抽出や合成の魔法も開発出来た。」
「次に香月未来博士。」
「素粒子物理学に華々しい進展があったわ。
虚無系統のメイジのお陰で、幾つもの素粒子の確認が出来たの。
G元素の確認も出来たわ。元素は、陽子と中性子、その周囲を回る電子から成っているのは、説明する必要がないわね。その陽子と中性子もアップクォークとダウンクォークの三つから成っているわ。
其処でG元素は、GアップクォークとGダウンクォークの三つから成っているの。そこで、アップクォークとダウンクォークの電荷が逆な訳。G元素の陽子の電荷は、−1に成るの。ここでは、陰子と呼ぶわね。
元素として成り立つには、+1の電荷を持つ電子があれば、元素として成り立つのだけど、陽電子は、反粒子ね。粒子と反粒子は、対消滅し自然界には、存在できないわ。結論を言うとG元素の構成は、G中性子から成っているわ。電子を持たない為、超電導体素材としては、最適ね。但し元素の構成上、正立方体しか存在出来
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