暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜プロデュエリストの歩き方〜
エピソード19 〜本物の闇の決闘〜
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する。

タイタンはまた気絶していたのと運ぶのが面倒くさいという理由で放置されている…








SIDEタイタン

「ん…ここは、確か俺はデュエルに負けて…そうか助かったのだったな…」

ゆったりと体を起こし、周りを確認する。少し埃っぽいが、あの時のように邪悪な雰囲気はない。

『ケケケ、何か闇のデュエルが行われたようなので来てみれば…ククク、いい駒になりそうな奴が居るじゃないですか〜』

突然、人を小馬鹿にしたような笑い声が響き、悪寒が体を走り抜ける。
逃げろと本能が警鐘を鳴らすが、金縛りにあったの如く動かせない。

『ケケケケ、ほぉ〜、すこ〜しですが闇の力を持ってるようですね〜。前の駒は使えませんでしたからね〜、少しは役に立ってくださいよ〜』

また声が薄暗い室内へと反響する。それがより一層恐怖心を抱かせる。
声を発しようとするが、パクパクと口が開閉を繰り返しばかりで一向に言葉が出てこない。

『ケケケケケケケ。じゃあ、さようなら。』

「あぁ……や、やめろォォォォ!アァァァァァァァァァ!?!?!?」

ずぶずぶと闇に下半身から呑み込まれ、必死に何かを掴もうとするがただ空をきるばかり。そして、完全に飲み込まれ視界が黒く染まる。

『さて、あいつらがそろそろ動き出す頃合いでしょうか?ケケケ、楽しみですね〜』

不気味な笑い声を発するナニかが闇に溶け込むように姿を消していく。
















一方その頃、一人置いて行かれた雪乃はというと…

「うぅ…グスン…誰かぁ…」

いつもの大人っぽさは完全に消え去り、泣いていたとか

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