第一章
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人は話したのだった。
「そうか、そっちの奥さんもか」
「ああ、何とかソ連軍にも襲われずにな」
「無事なんだな」
「今もな」
そうだとだ、オスカーは己の隣を歩いているカールに話した。
「家族も皆な」
「それはよかったな」
「兄貴のところもだよな」
「空襲で家はなくなったよ」
カールはこのことは残念な顔で話した。
「俺も戦場で脚を怪我したしな」
「俺は左手だよ」
二人共兵士として戦場にも出た、だが幸い二人共激戦地だった東部戦線やユーゴスラビアには向かわずに済みカールは西部戦線の空港で、オスカーはアルプスにいて助かったのだ。
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