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鎧虫戦記-バグレイダース-
第9話 科学と技術っていまいち違いが分かんないよね?
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た隊員が2人に報告した。

「ね?」
「ね?じゃねえよッ!!」

リオさんはもうキレかけている。

「とにかく"侵略虫"をぶっ殺せばいいんだなぁッ!!」

もう言動まで物騒になっている。

「よし、みんなついてこい!今度は俺がアイツらを実験体に
 "超技術"の使い方を見せてやる!!」

『大丈夫だろうか‥‥‥‥』

全員は心の中でそう思った。


 
    **********



 ー巨大基地 広場ー
「うわぁぁぁぁーーーーーーーーッ!」

 ドスッ ジュルルルルルルルルル

突き刺したストローのような口で血液を吸っているようだ。

「ぶはぁーーー!何だ、張り合いがねぇなぁ!」

あの長い口器からおそらく蚊(カ)の"侵略虫"と思われる。
本当に口から生えているので、はっきり言って‥‥‥ものすごくダサい。

「おらぁ〜早くもっと強いヤツ呼んでこいやぁ〜〜!」
「だから来てやったぜ」
「!!?」 

 バキッ!

二階からのニードロップを蚊型の"侵略虫"の背中にブチ込んだ。

「ぐえっ! なんだテメェは!」

ニードロップをした男は答えた。

「だから来てやったっつったろテメェ、自分で言ったくせに馬鹿か?」

切れているリオさんはもう不良のようだ。
蚊型の"侵略虫"はその言葉にカチンときたようだ。

「血を全部吸い尽くして肉をズタズタにしてやるぅぁ!!」

蚊型の"侵略虫"はリオさんに向かって飛びかかった。

「てめぇなんざ3分で終わらせてやるよ」

急にリオさんは冷静になった。

  バサッ

リオさんは着ていた軍服を脱ぎ捨てた。
中のシャツの右肩に付いたチャックを開くとそこには大きな起動装置がついていた。
肩に手を添えながらリオさんはつぶやいた。

「換装―――!」

添えた左手を斜めに振りおろした。

 ガシャシャシャシャン!!

リオさんの身体に青色の"鎧骨格"が換装された。

アスラやマリーの"鎧骨格"は見た目で何の虫かすぐにわかるが
リオさんのは目立った特徴がないので、何の"鎧人"かまったくわからない。

 バシィッ!

リオさんは蚊型の"侵略虫"の口器をつかんだ。

「なっ‥‥‥」

リオさんは大きく呼吸をしてから言った。

「俺は昔から切り替えが早いほうなんだ。でもな、キレてることにかわりはねぇ。
 お前らが殺すことが大好きだっつうんならよぉ
 俺はお前に殺される側の死の恐怖をたっぷりと教えてやるよ」
「まさか‥‥‥‥や‥‥やめ‥‥‥」

  ブチィィッ!

「ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

リオさんは蚊型の"侵略虫"の口器
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