第9話 科学と技術っていまいち違いが分かんないよね?
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「さむさむさむさむ〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
マリーは暖房の効いた部屋で毛布にくるまったまま言った。
「あんな寒いところにそんな格好でいたらそうでしょうねぇ」
マリーは椅子に座りながら言った。
「だってアーロンさんが苦しそうだったから助けたかったの!」
あまりにもざっくりした理由にアーロンは驚いた。
「た‥‥‥たったそれだけの理由でそうなってまで私を助けてくれたんですか?
あなたはとても優しい人なんですね」
「ちょっと優しすぎるけどね」
アーロンの一言に迅は付け加えをした。
「あーー‥‥‥ゴホンッ」
リオさんは大きく咳ばらいをした。
「みんな話したいのはわかるけど今から言う俺の話を聞いてくれ」
4人と毛布から顔だけを出しているマリーと
包帯を巻いているアーロンとみんなの視線がリオさんに集まった。
「よし」
一呼吸 間をおいて話し始めた。
「先程のマリーが起こしたあの現象。多分あれは君の"超技術"によるものと推測できる。
なぜなら、いくら"鎧人"でもチョウの口器は"鎧虫"三体を真っ二つにできるほど
強靭ではないし 長くもないからだ。」
「長さは大体2mぐらいだったよ」
ホークアイは目測でサイズが測れるのだ。
リオさんは少し話を変えた。
「最初に説明しておくよ。 マリーちゃん、人間は普段何%脳を使っていると思う?」
マリーは少し考えて、答えた。
「うーーん‥‥まったくわかんない。どのくらいなの?」
皆さんはご存知だろうか。質問文に質問文で答えるとテストは0点ということを。
「まぁそうだろうねぇ。実は100年以上前は
脳は30%程しか使われてなかったと考えられていたんだ」
「えぇーーーーーッ!! 30%ーーーーーーーーーーー!?」
マリーは大声をあげて驚いた。
「だけど今わかる限りには、脳はほぼ100%使われているらしいんだけどね」
「なぁんだ。良かった、のーみそスカスカじゃなくて」
マリーは頭を触りながら言った。
その動きにみんなは笑った。
「ははは。昔の技術よりは進歩しているからね。」
リオさんは顔を元に戻し話を続けた。
「実は"超技術"の仕組みに脳は大きくかかわっているんだ」
「えっ、そうなの!?」
マリーはまた頭を触った。
「どうやってあんなパワーを発揮いているかというと‥‥‥‥」
「いるかというと‥‥‥‥?」
全員は真剣にリオさんを見つめた。
「具体的にはよくわからないらしい」
ドテェ〜〜〜〜〜ン!
リオさんとアーロン以外の全員は思いっきりズッコケた。
「何なんだよ!わかんないんなら言うんじゃねぇよ!」
ホークアイは思いっ
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