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第四章
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なってな」
「あの国の悪口ばかり言うようになるからな」
「しかしあの人はわかっている」
 その娘は、というのだ。
「だからな、これでな」
「少なくとも最初の三年半位は何とかなるからな」
「ああ、国を多少でも立て直せるぞ」
「最低でも少しはましになる」
「それで何とかなる」
「ほっと出来るな」
 こう祝杯を掲げながら話をする彼等だった、そしてだった。
 新たな大統領の就任を待った、そしてその国の立て直しがはじまるべき運命の日にだった。
 大統領は言った、いきなり。
 その経済大国への敵視を、そしてだった。
 それから延々とだ、経済大国敵視政策しかも他国に行っては悪口を言うことばかり繰り返した、それと共に。
 行われるべき改革、国家立て直しの為のそれは全く行われなかった。その結果。 
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