暁 〜小説投稿サイト〜
いつの間にかハイスクールD×Dの木場君?
眷属、集めます
第26話
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落ち込んでる久遠さんに一言かけておきましょう。

「常識を破壊するのが僕達研究者です」

「「ダウト」」

「なんで皆さんそんな事を言うんですかね?僕は研究者寄りですから。戦闘も出来ますけど基本は研究者ですから。それよりも久遠さん、そこの机の引き出しを開けて下さい」

「ここ?」

「そこです。久遠さんに必要な書類が入ってますから」

久遠さんが引き出しを開けて書類を取り出して目を通し始めてすぐに驚きの声を上げる。

「ちょっと、これはどういうことにゃ!?」

「くろk、久遠お姉ちゃんどうしたの?」

白音さんも久遠さんの持つ書類に目を通して驚いている。

「見ての通り、公式にはぐれ悪魔黒歌の無罪を三勢力に認めさせた書類です。根回しとか証拠を調整したりとか色々大変でしたけど、ちょっと前に通ったんですよね。それで大手を振って自由に行動出来ますよ」

「えっ?じゃあなに?私って死に損?」

「白音さんが事前に久遠さんをどうしたいのか言ってくれてればもっと穏便に事を運べたとだけ言っておきましょうか」

そう言うと白音さんは申し訳なさと羞恥心から顔を真っ赤にして

「祐斗さんの、馬鹿!!」

キツい一撃を僕に食らわせて部屋から出ていってしまった。

「麻酔で何も感じないけど、たぶん酷い事になってるよね、これ」

「女の子の照れ隠しなんだから我慢する事にゃ。まあそれはさておき」

久遠さんは真面目な顔をして頭を下げる。

「この度は命を助けて頂き、伏してお礼を申し上げます。また、妹の白音を救って頂きありがとうございます」

「気にする必要はありませんよ。なんだかんだで、僕も白音さんにはお世話になっていますからね」

「それでもお礼は言っておかないといけないにゃ。ひとりぼっちなのは」

「寂しいのは辛いですよね」

「知ってるの?」

「ええ。僕も教会を追われて一人でしたから」

「教会から追われたのに十字架も捨てないんだ」

「教会から追われても破門を食らった訳ではありませんからね。信仰は僕の欲ですから、認めさせるのも簡単でしたよ。すぐに根を上げると思われてましたし」

まあ転生直後は死にかけましたが。と内心で囁いておく。

「白音にも聞いていたけど随分変わってるにゃ」

「まあ色々と複雑な事情もありますからね。だからこそ『断罪の剣』の王をやれているんですけどね」

「確かにね。それにしてもどうして私を助けてくれたの?」

「白音さんが望んでいた事ですからね。白音さんは自力で何とかしようとしていたみたいですけど力不足は感じていましたから、裏でこっそりとその書類を用意したり、対話が出来る環境を作ったりと色々やらせて貰いました」

「なんでそこま
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