暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
78話:そのトラウマを乗り越えろ
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『ガジェットとは明らかに違う反応です…生命反応、車両へ到達!スターズの真上です!』

スターズの真上?そこには何も……
そう思った瞬間、車両の天井から大きな音がして、突き破ったかのように穴が開いた。

「まさか…!スバル、ティアナ!周囲を注意しろ!何か来るぞ!」
『何かって―――うわっ!?』
『スバル!?』

やはり、何か来ているのか!?

「ヴァイス!今すぐ列車に近づけろ!」
『は、はい!』

まさか…奴らか!?



















「スバル、大丈夫!?」
「うっ、うぅ…!」

何かに吹く飛ばされて、壁に激突したスバルは呻き声を挙げる。
士さんの言う通り、何かいる…?

〈正面3メートル先、生命反応〉
「っ!」
〈 Shoot Barret 〉

クロスミラージュの指示に咄嗟に魔力弾を打ち出す。
放たれた数発の魔力弾は何かに当たり、消滅する。すると当たった場所にノイズのような物ができて、そこに何かが現れる。

「シャァァァ…」
「何…こいつ…!?」

そこに現れたのは、カメレオンのような体をした人型の何か。左肩を何かを払うように叩き、呻き声のようなものを出す。

『やっぱり怪人≠ゥ…』
「怪人…これが…!」

士さんが通信で漏らした声に、目の前の状況を理解し驚く。これが噂に聞く異形の生物、士さんが戦い続ける相手…!

『ティアナ、スバル!そいつを外に追い出せるか!?』
「い、いきなりそんなこと言われても…!」

士さんは指示を飛ばしてくるが、その方法が分からない。こんな異形を相手に、どうすれば……

[ティア、聞こえる?]
[す、スバル!?あんた、意識あったの!?]

そのとき聞こえてきたのは、スバルの声だった。
視線だけ向けると、スバルは肩を押さえながら片目だけ開けてこちらを見ていた。見ただけでかなりのダメージだということがわかる。あの頑丈なスバルが…!

[ティア、私がディバインバスターで外に打ち出す…!]
[そんな無茶な!あんたその体で…!]
[今はそれしかない!でもこの車両だと打ち抜く自信がないから、隣の車両に誘い込んで!]

確かに、私は砲撃魔法は使えないし、使えたとしても時間がかかるだろう。
それならスバルの砲撃で打ち抜く方が得策か……

[…本当にいけるのよね?]
[うん…任せて…!]
[なら…頼むわよ!]

念話でそう言うと、私は怪人を見ながら後ろにある車両の扉へ向かう。と同時に、挑発代わりに怪人に向けて魔力弾を放つ。
顔や肩に魔力弾を当てられた怪人は、私を完全に敵と見定めたのか、更に来る魔力弾を弾いて走って来た。

私は扉を開けて隣の車両へ。それと同時に怪
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