暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
78話:そのトラウマを乗り越えろ
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間に、ヘリは別の降下ポイントへと到着した。

「次、ライトニング!チビ共、気ぃつけてな!」
「「はい!」」

元気のいい返事を返して、エリオとキャロはハッチ前に立つ。
エリオはふと隣に立つキャロの顔を見た。その表情には不安の色が見えた。

「…一緒に降りようか?」
「え…?」

それを見たエリオは、優しい顔で手を差し伸べた。キャロは少し戸惑いながらも、「うん!」と答え手を取った。

「ライトニング3、エリオ・モンディアル!」
「ライトニング4、キャロ・ル・ルシエとフリード・リヒ!」
「キュク〜!」

「「行きます!」」

ヘリから飛んだ二人は先の二人やなのはと同様、空中でデバイスを起動、バリアジャケットを展開。リニアレールの上に着地する。

「それじゃあ士さん、こちらは任せるですよ?」
「おう。そっちも管制の方、頼んだぜ?」
「はいです!」

リインも元気いい返事を敬礼と共にし、四人の元へ―――正確にはエリオとキャロの元へと向かった。
上から見ているが、四人は自分のバリアジャケットを見て喜んでいたりするようだ。見にくいからサーチャーでも飛ばしとくか。

まぁ、それはそれとして……

「ほら四人共、感心するのはいいがお仕事お仕事!早速来るぞ〜!」
『『『『っ!?』』』』

俺がそう促すと、四人も察してか気を引き締めるようにデバイスを構えた。
最初に動きがあったのは、スターズ側。列車の天井が盛り上がり、そこから数本の攻撃が飛び出す。

〈〈 Drive Ignition 〉〉
〈 Variable Barret 〉
『シューーートッ!』

それに対し二人のデバイスが即座に声を上げる。ティアナは片手に持つデバイス―――クロスミラージュの銃口を向け、魔力弾を形成。それを打ち出して、ガジェットを数体撃破する。

そして先程開けられた天井からスバルが突入し、丁度落下地点にいたガジェットを一体殴り潰した。
スバルはそのまま敵の攻撃をかいくぐりながらガジェットを殲滅。攻撃の勢いで天井を完全に破って飛び出したりもしたが、そこは彼女のデバイス―――マッハキャリバーがウィングロードを自発的に発動し、うまく着地させた。


うん、まぁ見たところ大丈夫のようだな。マッハキャリバーの機能もしっかりできてるし、あれならスバルもかなり楽に動ける筈だ。
ティアナの方もクロスミラージュのおかげで、二重の魔力弾の精製に時間がかからなくなってる。

とは言っても、それらは全部デバイスのおかげだ。二人共元は自作のデバイスだったから、かなり違いがあると思うが、厳しいことを言うならそれをちゃんと扱えなきゃ意味がない。

エリオ達のデバイスは前の物とだいたい同じだから、勝手は分かっているがスバル達とは違っ
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