初年度
学園編
TURN-04『もう1人のイレギュラー』
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一見すると美少女の可憐な笑みだが、その表情は物語っているようだった。
『気づいたよね?』と‥‥。
──上等だ、燃えてきたぜ
「俺のターン、ドロー」
──そっちが示してくれたんだから、俺もちゃんと示さなきゃな!
「俺は、《フォトン・リザード》を攻撃表示で召喚!」
俺のフィールドにトカゲのようなモンスターが現れる。
《フォトン・リザード》ATK900
「!!」
彼女の表情が一瞬だが変化した。
予測が確信に変わったような、そんな変化だった。
そう、俺のデッキも、この世界には無いカード群である。
その名は──【フォトン】。
俺のお気に入りデッキ──一軍≠フ1つだ。
互いにこの世界には無いシリーズのカードを使っていることを認識して、一瞬後、凛も俺も、共に笑みを浮かべた。
「俺は《フォトン・リザード》のモンスター効果発動! このカードを生け贄に捧げることで、デッキから『フォトン』と名のつくレベル4以下のモンスター1体を手札に加えることができる! 俺は、《フォトン・スラッシャー》を手札に加える!」
トカゲのようなモンスターが姿を消した後、俺はデッキからカードを手札に加えた。
「さらに、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、《フォトン・スラッシャー》は特殊召喚できる! 現れろ! フォトン・スラッシャー!」
俺の呼び声に呼応するかのように、水柱が吹き上がり、その中から騎士のような人型のモンスターが現れた。
《フォトン・スラッシャー》ATK2100
「行くぜ! フォトン・スラッシャーで、バテルを攻撃! ライトセイバー!!」
フォトン・スラッシャーは刃を振るい、バテルを一閃し、破壊した。
「くっ!」
守備表示だったために、凛にダメージは無い。
「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンドだ」
章刀 LP4000
手札4枚
モンスター1体
《フォトン・スラッシャー》
魔法・罠1枚
《セット》
凛 LP4000
手札6枚
モンスター0体
魔法・罠0枚
俺はエンド宣言をし、凛の方を見て言う。
「さあ、楽しいデュエルにしようぜ」
「うん!」
こんな発言をすると、今後十代を茶化すことができなくなるかも知れないが、仕方ない。
面白そうだろ?
転生者同士のデュエルなんてな‥‥!
─ To Be Continued ─
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