暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜破滅大戦〜
1st
邂逅篇
第7話『刀vs剣』
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えるシグナム。

「‥‥なんだよ、結局ただの戦闘狂ってことか?」

言いながら、一護も斬月を中段に構える。

そして、

「そういうことだ‥‥!!」

その様子を見届けたシグナムが先手を打って仕掛ける。

一瞬で一護に肉薄し、右手に持った剣を横薙ぎに振るう。

左側から迫り来るシグナムの剣に対し、一護は眉一つ動かさず、斬月をスッと垂直に構え、その斬撃を防ぐ。

攻める刃と護る刃が交わり、ガキンという甲高い金属音が辺りに響き渡った。

斬撃を防がれたシグナムは、素早く剣を右手に持ち替え、逆方向に回転する動きで次の斬撃繰り出す。

その2撃目を一護は体勢を後方にずらして躱すと、同時に体の左側に構えていた斬月を振るい、弧を描く軌道でシグナムに斬りかかる。

シグナムも一護の斬撃を後方に退いて躱すと、そこから3撃目へと入った。

剣を持つ腕を僅かに引き、一護目掛けて渾身の突きを放つ。

レヴァンティンの(きっさき)が迫る中、一護は下半身に力を込め、中空へと跳躍する。

シグナムの剣は一護の下を素通りして行く。

その様子を眼下に捉えながら、一護はシグナムの背後へと着地し、同時に回転するかのような動作で刃を振るった。

瞬時に反転したシグナムは剣を構え、一護の斬撃を防御する。

攻守の刃が入れ替わる形で交わり、再びガキンという甲高い金属音が生じた。

しかし、

「ぐぁっ‥‥!!」

一護の斬撃の威力を殺し切れず、シグナムは後方へと薙ぎ払われた。

後ろに飛ばされつつも剣を使って減速し、停止と同時に相手を見据える。

一護は追撃をかけて来ない。

(様子見、といったところか‥‥? ならば私は‥‥ひたすら攻める!)

内心で決意を固め、シグナムは剣を構える。

「レヴァンティン! カートリッジロード!」

()(たび)ダクトパーツがスライドし、薬莢の排出を経て、剣は炎剣へと姿を変える。

一護はまだ動かない。

かと言って、シグナムの行動も変わらない。

再び一護に肉薄し、剣を振り上げる。

そして、

「紫電‥‥一閃!!」

捉えた敵を目掛けて、勢いよく振り下ろした。

しかし、炎の斬撃は空を斬り、その鋒がカツンと地面を打つ。

「なっ!?」

今しがたまで眼前にいた筈の一護が消えたことに驚愕し、シグナムの行動は停止した。

その隙を、一護は見逃さなかった。

「月牙──」

「──っ!?」

声に反応したシグナムが振り向くと、数メートル先に一護の姿を捉えた。

既に攻撃態勢に入っており、それはすぐに放たれた。

「 天 衝 !!」

ドォォォォォッ!!!

放たれた巨大な斬撃は、シグ
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