暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜破滅大戦〜
1st
邂逅篇
第7話『刀vs剣』
[11/13]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
「ふぅ‥‥今のは流石に決めに行ったつもりだったんだが‥‥まさか初見ですべて
往
(
い
)
なされるとは思わなかったぞ」
「知り合いにちょうど似たような武器使ってる奴がいたんだよ」
一護が言う知り合いとは護廷十三隊六番隊副隊長である阿散井 恋次のことだ。
彼の斬魄刀である蛇尾丸≠フ始解の姿もまた、先のレヴァンティンのような連結刃なのである。
ただ恋次の連結刃がパワータイプであるが故、シグナムのソレと比べるとスピードやコントロールが少々劣る。
鋒の形もまるで違う。
一護の言葉どおり、似たような≠フ域を出ない。
しかし、シグナムの連結刃はパワーも同時に備えていた。
「‥‥黒崎」
「ん?」
「次で終わらせよう」
「‥‥ああ、来いよ」
言うと、シグナムはレヴァンティン用と思われる鞘を手に取り、そのまま流れるように納刀する。
その状態のまま、5度目となるカートリッジロードが為された。
一護はその行為が何のためのものなのかわからなかったが、シグナムの魔力がこれまでで最も高まっていることは──魔力を感知することが出来ずとも──理解できた。
「行くぞ!! 黒崎!!」
雄叫びと共に抜刀されると、剣は再び連結刃へと姿を変えた。
「飛竜‥‥一閃!!!」
一見すると砲撃とも思えるほど巨大な斬撃がフィールドを奔る。
轟音と砂煙を上げ、標的である一護に向かって直進する。
そして、
ドゴォォォォォン!!!
シグナムの渾身の一撃が炸裂し、爆音と共にビルが倒壊する。
砂煙が酷くて視認はできないが、シグナムはある種の手応えを感じていた。
(終わったか‥‥)
魔力を大幅に消費したことで疲労感に襲われる。
万が一に備えておこうと連結刃を元に戻そうとした時、異変が起こった。
(ん? 鋒が‥‥まさか!?)
漸く晴れてきた視界が捉えたのは、レヴァンティンの鋒を掴む一護の姿。
「馬鹿な‥‥今の一撃を片手で防いだと言うのかっ!!?」
シグナムの技、飛竜一閃≠ヘ、砲撃級に相当する強大な技だ。
リミッター付きでかつ非殺傷設定だとしても、片手で防げるような技ではない。
しかし、一護は防いでいる。
シグナムは目の前で起こっている現実を理解するのに、時間を要した。
その時間が、大きな隙を作ってしまう。
「ぅぉぉおおおおっ!!!」
「──っ!!?」
雄叫びに気づき、防御を図るシグナムだったが、時既に遅し‥‥。
「 月 牙 天 衝 !!!!」
ドォォォォォォォッ!!!!!
「うあああああああっ!!!」
放たれた斬撃は巨大な閃光となり、瞬く間にシグナムを呑み込んだ。
閃
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ