第三話 アクセルSIDE2
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クセル「レプリロイドの姿や能力を、そっくりそのままコピー出来る」
居たのは緑色のレプリロイド。
機械的な声に交じって、少年特有の高い声も聞こえる。
もう1度白い光を放ち、ほぼ一瞬後に元の姿に戻った。
アクセル「…でも、完璧じゃないんだ。コピーショットを使っても、完全にコピー出来るのは、僕に似た大きさのレプリロイドじゃなきゃ駄目みたいなんだ。それ以上の大きさだと短い時間しかコピー出来ないみたい」
アクセルはルナの反応を見たが、ルナの表情は驚愕というより意外そうな表情である。
ルナ「へえ、驚いたぜ。まさか俺と同じコピー能力持ちとはな」
アクセル「へ?」
目を見開くアクセルにルナも白い光に包まれる。
次の瞬間、現れたのはイノブスキーである。
アクセル「え、ええ!?変身出来るの!?」
ルナ「驚いたか?コピー能力は俺も持ってるんだよ」
イノブスキーの声にルナの声が混じっている。
次の瞬間、ルナも元に戻る。
ルナ「でもな、俺のコピー能力も完璧じゃねえんだわ。コピーする奴の大きさは問わねえけど、能力はオリジナルよりどこか劣化しちまう。まあ、俺自身どうしてこんな能力があるのかさっぱりなんだ」
アクセル「どうして?」
ルナ「エックスにも話したけど俺、誰に造られたのかさっぱり分からないんだ。気づけば何もない荒野で倒れてて、世界を放浪していた時、たまたまジャンク屋を営んでいたじいさんに拾われて、この名前もじいさんがつけてくれたんだ。俺が拾われたのが月夜だったって単純な理由でさ、まあ気に入ってるからいいんだけどさ。だから俺の本当の名前を知る奴はどこにもいない」
アクセル「ご、ごめん…」
悪いことを聞いたとアクセルは謝罪する。
ルナ「気にしてねえよ。で?お前は?」
アクセル「あ、うん。実は僕も、どうしてこんな能力が使えるのか分かんないんだ……」
いきなり沈んだ声音になったことも訝しんだが、話の内容に引っかかりを覚えた。
ルナ「分からないって、お前も自分のことが分からないのかよ?」
正面から彼を見て尋ねると、いよいよ暗い表情になって俯いてしまう。
アクセル「……昔のことは覚えてないんだ、僕も。…レッドに拾われて、この能力のおかげで強敵を倒して来たんだ……。この名前もレッドがくれたんだ“アクセル”…“突き進む”って意味なんだってさ」
ルナ「そっか…お互いコピー能力持ちで記憶喪失か。奇妙な縁だな…よし、奇妙な縁ついでに部屋に着いたら新しい武器造ってやるよ。」
ルナがアクセルを部屋に入れるとかなり広いスペースの部屋だ。
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