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第四真祖一家が異世界から来るそうですよ?
YES!ウサギが呼びました!
第六話 「白夜叉VS第四真祖一家」
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「・・・・・・して、そこまでして距離を稼いだんじゃ、いったい何を見せてくれるのかの?」

「そうだな・・・・・・こんなのはどうだ?」

古城は右手を掲げ、吹き出す鮮血が、輝く雷光に変わる。周囲にも膨大な光と熱量、そして衝撃が伝わる。

「疾く在れ(きやがれ)、5番目の眷獣 “獅子の黄金(レグルス・アウルム)”−−−!!」

顕現したのは、巨大な雷光の獅子、その正体は荒れ狂う雷の魔力の塊で、全身は目が眩む輝きを放っている。

「グオオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

雷鳴の如き咆哮が大気を震わせ、白夜叉に襲い掛かる。

「くぅ!?」

もっとも、そんな暴力の塊に迫られる白夜叉からしたら堪ったものではない。

「舐めるでないわ!!」

再度、火球を生み出し、獅子の黄金(レグルス・アウルム)を迎撃するがその勢いは衰えない。

「こうなれば・・・・・・はぁぁ!!!」

白夜叉は全身を炎の膜で覆い、獅子の黄金(レグルス・アウルム)の攻撃をやり過ごした。

「ありかよそんなの!?」

「こちらの攻撃を当てるには、あの炎の膜をどうにかしないと・・・・・・」 

「ん〜私の槍の黄金(ハスタ・アウルム)と雪霞狼で切り裂けないかな?」

「「え?」」

「え?」

「あれって炎だけど切れるものなのか?」

「どうでしょう・・・・・・魔力なら問題なく無効にできるのですが・・・・・・」

「魔力の塊(獅子の黄金(レグルス・アウルム))を防げる障壁、って事は少なくとも魔力には作用してるって事だよね??なら同じ理由で、魔力を無効にする槍の黄金(ハスタ・アウルム)と雪霞狼の効果が効いてもおかしくないよね??」

実は零菜のこの指摘は、かなり正解に近かった、もっと正確に言うと雪霞狼は古代の宝槍を核にして作られているのでギフトとしての『格』がかなり高いという事と、組み込まれている“神格振動波駆動術式”という術式が相まって『ギフトを無効あるいは破壊する事が可能な槍』にしているのである。
零菜の場合は、槍の黄金(ハスタ・アウルム)も“神格振動波駆動術式”に似た性質の術式を持っている事と、古城(第四真祖)から受け継いだ真祖の能力や呪いで『格』を補えていた。

もっともそんなことを知らない古城はその作戦で行けるか不安でしかないのだが。

「う〜〜〜〜〜ん」

「そうですね、他に策もない事ですし・・・・・・やってみてはどうでしょうか?」

「そうそう!何事もチャレンジが大切なんだよ!古城君」

「はぁ〜〜〜〜分かった。ならその作戦で行くか」

「では・・・・・・行きます!」

「行くよ!槍の黄金(ハスタ・アウルム)!!」
 
雪菜は走り
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