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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜破滅大戦〜
1st
邂逅篇
第5話『集結』
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ニング分隊隊長、フェイト・T・ハラオウン執務官です」
わたしたちは畏まり、敬礼交じりに名を名乗る。
「ご丁寧にどうも。俺は黒崎一護だ」
「イチゴ=H あの果物の?」
「男性にしては可愛らしい名前ですね」
「違ぇよ! よく言われるけどそんな訳ねーだろ! 一等賞の一≠ノ守護神の護≠ナ一護≠セ!」
「「ご、ごめんなさい‥‥」」
どうやら青年──一護くんの地雷を踏んでしまったようだ。
これからは気をつけよう。
そう心に誓いながら、わたしとフェイトちゃんは項垂れてしまう。
「そ、そんな顔すんなよ。俺が悪者みたいじゃねーか」
今まで怒っていた一護くんだが、わたしたちの表情を見て、態度を一変させた。
あの時感じた
何
(
・
)
か
(
・
)
のように、根はやっぱり優しいのかも知れない。
「「す、すみません‥‥」」
けど、一応謝っておこう。
「ハァ、ったく‥‥まあいいや。それより、お前等できれば普通に話してくれよ。敬語抜きで」
「え?」
「たぶん歳とか近ぇだろ? どうも慣れないんだよなー、同年代の女子の敬語って‥‥(ルキアの演技の件もあって)」
「でも‥‥」
わたしとしては初対面の男性にいきなりタメ口というのもどうかと思っていたんだけど、どうやら一護くんはそれが嫌ならしい。
わたしはフェイトちゃんと目配せを交わし、数秒の後に口を開いた。
「わかった。君がそう言うなら、そうするよ」
相手が言うのなら遠慮は必要無いだろうというわたしたちの判断だ。
まあ、大した判断ではないのだけれど。
「そっちの方が楽で助かるぜ。取りあえずよろしくな、なのは、フェイト」
「うん」
「こちらこそよろしくね、一護くん」
軽く握手を交わす私たち。
そして再びヘリとの合流地点へと歩き出した。
わたしは後ろを歩いてくる一護くんを一瞥し、少し物思いに耽っていた。
話してみて改めて感じたけど、やっぱり一護くんは記憶喪失なんてことはなさそうだった。
となると、もう1つの可能性でまず間違いない。
恐らく、一護くんは
自
(
・
)
分
(
・
)
の
(
・
)
意
(
・
)
に
(
・
)
反
(
・
)
し
(
・
)
て
(
・
)
この森林地帯にいたんだ。
わたしの考えが正しければ、一護くんは‥‥次元漂流者≠セ。
◆◇◆◇◆◇◆◇
【3人称side】
「ス、スゲェ‥‥」
「なんや‥‥あのチカラは‥‥!?」
一護がガジェットを殲滅した時刻。
部隊長室に展開された空間モニターで一護の戦闘を観ていたはやてとヴィータが呟く。
反応は現場にいたなのはやフェイトとほとんど同じ、一護の戦闘力に驚愕しているのだ。
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