暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜破滅大戦〜
1st
邂逅篇
第5話『集結』
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でフェイトちゃんが問う。
「いや、ちょっとな‥‥」
言いつつも青年は辺りを見回すことを止めない。
その時、ポロっと青年の懐から五角形の板切れのようなものが落ちた。
何やら髑髏のイラストが描かれた‥‥こう言っては青年に失礼かもしれないけれど、少し気味の悪い品物だった。
青年が落とした板切れに気づき、辺りを見回すことを止め、それを拾う。
そしてその拾った板切れを胸元にやった瞬間、黒い着物が消え、青年は普通の私服姿に変わった。
私たちは突然のことで少し驚いたが、普段から自分たちがやっていることと然したる差は無い。
青年の黒い着物も、バリアジャケットのようなものなのだろうか‥‥?
わたしたちはすぐに平静を取り戻したが、対する青年は少し戸惑っているようだった。
不思議そうな面持ちで自身の体を、何かを確かめるように触っている。
何か異常でもあったのだろうか?
「あの‥‥大丈夫ですか?」
青年の行動に微かな不安を覚えたわたしは、その旨を青年に問う。
「‥‥ああ、まあ‥‥大丈夫だ」
少々の逡巡と思える間を置いて、青年が答える。
まだ気になることはあるが、深くは追及しないでおく。
今は青年の保護が先、話し合いは六課に戻ってからだ。
「そうですか。では改めて、ご同行を願えますか?」
「ああ、いいぜ」
わたしの言葉に、青年は快く答えてくれた。
「ありがとうございます」
その快諾に対して、わたしも一応感謝の意を表しておく。
「いいさ。俺も色々と訊きてぇこととかあるしな」
「わかりました。では迎えを寄越しますので、少し待っててください」
青年の了承を得たわたしたちは、ロングアーチのシャーリーと連絡を取り、任務完了の報告をすると同時に、迎えのヘリを向かわせるように要請した。
シャーリからは「了解」という返事があり、その数分後、そのシャーリーからヘリが向かったとの連絡が入る。
要請したヘリは大体30分くらいで到着するらしい。
しかしこの森林の真っ只中では、さすがにヘリの着陸は無理だ。
「じゃあ行きましょう。このままついてきてください」
わたしたちは3人連れ立ってヘリの着陸予定場所まで移動することにした。
そして、その途中のこと‥‥。
「‥‥なあ」
「どうしました?」
「そういや、お前等の名前聞いてないし、俺も名乗ってねぇな、と思ってよ」
青年の言葉を聞いて、わたしとフェイトちゃんはハッとした。
さすがにこれだけ話しておいて名前を名乗らないのは失礼だと思う。
「んんっ! 申し遅れました。わたしは機動六課所属スターズ分隊隊長、高町なのは一等空尉です」
「同じく、ライト
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