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魔法薬を好きなように
第18話 水の秘法薬
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かなりラッキーだ。2カ月前のピエモンの店よりも安くかえる。今度、モンモランシーに一緒にいてもらおうと思いつつ、金をはらって持参した小瓶にわけてもらった。モンモランシーは

「一人で交渉したいから、店の外にでていてくれるかしら」

「それじゃ、出口でまってるよ」

モンモランシーは試作品のレシピを見せてくれないから、そういう方面の物か。まあ、あとで、何を買ったかはわかるのだが、この時の俺は気がついていなかった。



魔法学院に戻ってから思い出したのだが、兄貴から手紙がきていない件を聞くってことを忘れていたが、まあ、よくあることだ。それに、もうよくなったことだしな。
翌日は、モンモランシーの不調もなく、授業にでていけたので、今日が最後の触診でほぼきまりだろうというところだが、授業になってサイトはともかく、ルイズがいないことに気がついたが、ルイズに関してあれこれ、考えるのはやめておくことにした。なんせ、情報は学内の噂話だけで、ルイズを馬鹿にしている噂が非常に多い。まあ、いまだに魔法があの爆発が中心で、成功例は、サイトの召喚と契約のみで、他の魔法は全部爆発だからな。

翌日からは、モンモランシーは以前の通り、特に授業と食事以外は特にそばにいなくて良いというのと、平日に恋人と会ってきたらって、言ってくれるので、虚無の曜日から5日後から6日後に街にいくようにするつもりということにした。 ティファンヌとも相談はしないといけないので、若干はずれるかもしれないが、モンモランシーが魔法屋で買った品物で、実験をしたがっていたのを気が付いていなかった。

ルイズはいたが、授業にでていれば1日に1回ぐらいはきこえていた爆発音が聞こえてこない。って、その翌日は休んでいるし。たしか、実技はどうしようもないが、学業は優秀だってきいていたんだけど、それもデマか? あの魔法が爆発するというのは気にかかるので、なんとなく彼女を気にしてしまうのだろう。

翌日はまたルイズが来ているというのに、あの爆発音が聞こえてこない。魔法を使っていないというのもあるのだが、なんとなく教室は静かだな。まあ、サイトもおとなしいし、モンモランシーにちょっかいをかけることもなかろう。良い傾向だ。

そして、今日はティファンヌとは、アルゲニア魔法学院後の夕方デートだ。モンモランシーには、昼食後に

「それじゃ、トリスタニアに行ってくるから、魔法薬を飲まなくてもよくなったからって、無理は禁物だから」

「それくらいわかっているわよ。とっとと、彼女のところにでもいってらっしゃい」

「へーい」

とりあえず、モンモランシーも不機嫌そうではないし、俺としてはこの時点ではよかったのだが、モンモランシーが、まさかあんな魔法薬を作っていたとはねぇ。

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