第4話 友と呼べる人[後編]
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ー狼牙ー
俺は目が覚めると知らない場所に眠っていた。
狼牙「どこだ?ここ?」
俺は起き上がった。
ゆたか「すー。」
能美はベッドの隅で眠っていた。
狼牙「そうか。お前が助けてくれたのか。」
俺はそう言って能美の頭を撫でた。
ゆたか「ん?神山君………。」
能美の夢の中に俺が出てきたみたいだ。
俺は隼を片手に持って能美をベッドに寝かせてドアを開けてそのまま階段を下りた。
〜リビング〜
俺は隼を片手に持ってリビングに降りると誰かが座っていた。
?「貴方がゆたかの彼氏ですか?」
そう能美の母親らしき人は聞いてきた。
狼牙「いや、俺は只の友達です。」
俺はそう言った。
ゆたかの母「そうですか。」
能美の母親は俺に近づいてきた。
狼牙「何すか?」
俺はそう聞いた。
ゆたかの母「今まで苦労してきたのね。」
そう能美の母親は俺に言った。
俺は涙が出そうになったがそれを拭き取った。
狼牙「ゆたかに言ってください。楽しい時間をありがとうって。」
俺はそう言って隼を持って外に出た。
ーゆたかー
私は目が覚めて辺りを見ると狼牙君の姿が無かった。
私は下に降りた。
〜リビング〜
ゆたか「お母さん!」
私はお母さんを呼んだ。
ゆたかの母「あら?ゆたかどうしたの?」
お母さんは私に聞いた。
ゆたか「お母さん神山君は? 」
私はお母さんに聞いた。
ゆたかの母「あの子なら出て行ったわよ。」
そうお母さんは私に言った。
ゆたか「え?どうして?」
私はお母さんに聞いた。
ゆたかの母「たぶんゆたかに危険な事に出てほしくないんじゃない?」
そうお母さんは私に言った。
私を守るために?それとも消えてほしくないから?
ゆたかの母「あ!あの子から伝言を預かってるわよ。」
そうお母さんは私に言った。
ゆたか「え?何て?」
私はお母さんに聞いた。
ゆたかの母「楽しい時間をありがとうって。」
そうお母さんは私に言った。
ゆたか「楽しい時間って。神山君は間違ってるよ。楽しい時間はこれから始まるのに。ぐすぐす。」
私は泣きながらそう言った。
ー狼牙ー
俺は学校で自分の席に座って空を見ていた。
狼牙「これで良かったんだよな。」
俺はそう呟いて机の中から一冊の本を取り出した。
その本には自分の姿を神に近い姿に変える方法が載っている。
俺はこの街に散らばったアンデットモンスターを倒すために戦う事を親父達に誓った。
〜昼休み〜
俺は昼休み屋上で昼飯を食べながらグランドを見ていた。
俺は飯を食べ終えて教室に戻ろう
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ